中国語文法についてまとめました。
最初に中国語文法の特徴(核変化・動詞活用・テニヲハがない等)をかんたんに紹介します。
それから後半では、各文法項目別にそれに関連する記事をまとめて紹介してあります。
中国語文法の特徴
中国語の文法は難しくありません。少なくとも日本語や英語に比べれば、そのルールは圧倒的に少ないです。
その証拠に、まず中国語文法の特徴をいくつか簡単に紹介しましょう!
核変化しない
英語でいえば「I, my, me, mine」という核変化が中国語にはありません。
「我」はいつでも「我」です。
「わたし、僕、おれ、あたい、おいら、僕ちゃん」はすべて「我」になります。
「あなた、あんた、お前、おぬし、君、そち、そなた」もすべて「你」になります。
このシンプルさは感動的です!(笑)
ちなみに他の人称代名詞も種類は多くありません。→「あなた・私・彼・彼女」の中国語表現
動詞に活用がない
英語でいうところの過去形や未来型などの動詞活用が中国語にはありません。
英語学習で目の敵にされているような過去分詞や未来完了形などといったややこしい動詞活用が中国語にはないのです。
じゃあどうやって過去のことを伝えるの?という話は置いておくとしても、このシンプルさは学習者にとってはありがたい点に変わりありません。
核変化がないことと、さらに漢字は似ているものが多いことを合わせて考えると、日本人学習者にとって中国語は覚えるべきことがかなり少ないと言えます。
「テ・ニ・ヲ・ハ」がない
日本語の「テ・ニ・ヲ・ハ」にあたる助詞が中国語にはありません。
「私はあなたを愛している」=「我爱你」
この文章には「は」も「を」も入らないのです。チュウゴクゴ テニヲハナイヨ カンタン アルヨ!
語順が大事
動詞に活用がなくて、テニヲハもないとなると、その当然の帰結として語順が大事ということになってきます。中国語の文法は「語順の文法」といってもいいかもしれません。
漢字1文字に基本は1音
ちょっと文法から話はずれますが、中国語の漢字は基本的に1文字1音です。
日本語のように音読み・訓読みがあって、ということはありません。一部の漢字を除いて1文字1音なので、その意味でも覚えることは少ない言語といえます。
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文法項目別の記事まとめ
各文法項目ごとにそれについて書いた記事をまとめました。
中国語の文法はカンタン!と言いつつも、数としてはかなりの数になっています(笑)
どの記事もどこよりも分かりやすく説明してあるので気になる項目をぜひご覧ください!
そしてこのページをブックマーク等に登録して辞書的に使ってみてくださいね。
指示代詞
「何?」をたずねる中国語はこれで完璧!何・何時・何歳・何日?
「いつ〜ですか?」の中国語|什么时候・几点などの時間を聞く表現
人称代詞
「あなた・私・彼・彼女」の中国語表現|恋人同士の「あなた」は?
数量・量詞
時間・年月日・お金
名詞述語文
動詞述語文
「是」構文
形容詞述語文
存在の表現(ある、いる、有、在)
連動文
coming soon!
疑問文・選択疑問文
疑問文の作り方はこれで完璧!中国語で何かを尋ねるときの4表現
助動詞
「できる・できない」の3つの中国語|会・能・可以の意味と使い分け
「〜したい・〜が欲しい」|想・要・想要ー3表現の意味と使い分け
介詞(前置詞)
「和」と「跟」の使い方はこれで完璧!その意味と違いを徹底解説
副詞
「都」の使い方はこれでマスター!基本的な意味と発音、位置など
「たぶん、きっと」の中国語|可能性を示す大概・可能・估计の意味と使い方
「就」の意味と使い方はこれで完璧!就と才の違いやさまざまな用法
二重目的語
連体修飾語と連用修飾語
「的・地・得」の3つの「de」の意味と使い分けはこれで完璧!
経験・将然
「もうすぐ・まもなく」の中国語|快要~了・马上の意味と会話表現
「了」構文
補語(程度補語、方向補語、結果補語、様態補語、可能補語)
語気助詞
比較文
進行形
禁止・命令
「把」構文
「被」構文
複文
「なぜなら〜だから・・・」の中国語|原因と結果を説明する接続詞
「そして・・・」「さらに・・・」の中国語|話を続けたいときの接続詞