「しかし・でも・だけど」逆説・否定の中国語|どう違う?

しかし・でも・だけど、否定・逆説の中国語表現

「しかし」「でも」「だけど」「ただ」・・・

逆のことや反対のこと言いたいときに使う日本語は種類がいくつかあります。

同じように中国語にも否定・逆説をしめす表現がいくつかあります。

ここでは、その使い分けを説明していきましょう!

kammy
さっそく解説いってみましょ〜!

代表的な「しかし」を表す中国語

まず、代表的なフレーズを説明して、次にその否定・逆説の強さについて見てみましょう!

否定・反対を意味する4つの接続詞

「しかし」「でも」などを表す中国語は主に、

  • 但是(dàn shì)ダンシ
  • 可是(kě shì)クーシー
  • 不过(bú guò)プーグオ
  • 只是(zhǐ shì)ジーシー

があります。

口語で使うのはこの4つと考えてもらっていいと思います。

kammy
「然而」「却」というのもあるけど、口語ではあまり使わず文面が多いですね。

否定の強さに順番がある

否定の強さは左側のほうが強くなっています。

但是 > 可是 > 不过 > 只是

微妙な否定の強さの違いを簡単な例文で見てみましょう!

这个很好・・・「これはとてもよい・・・」

  • 但是有点贵 「しかし値段が高い」
  • 可是有点贵 「でも値段が高い」
  • 不过有点贵。「だけど値段が高い」
  • 只是有点贵 「ただ値段が高い」

あえて日本語に訳して一番近い接続詞をあてると次のようになります。

中国語 日本語訳 ニュアンス 使う場面
但是 しかし 強めの反対・否定 口語、書き言葉
可是 でも 弱めの否定 口語
不过 だけど 弱めの否定・違う視点の提示 口語
只是 ただ 弱めの逆説、条件の追加 口語、書き言葉

なんとなくニュアンスの違いはつかめたでしょうか?

それほど厳密なものではなく、「但是」が一番強く、「只是」は弱いという感じで覚えておけば大丈夫です。

実際、「可是」と「不过」のどちらが強めの逆説になるか、文脈によっても違ってくることがあります。

kammy
おおよそこんな感じってことで理解すればいいんですね

さて、上記を踏まえてそれぞれについて例文を見に行きましょう!

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逆説・否定の表現の例文集

「しかし」に一番近い「但是」の例文

我在后面叫你,但是你没有听到

wǒ zài hòu miàn jiào nǐ   dàn shì nǐ méi yǒu tīng dào

私は後ろからあなたを呼んだが、しかしあなたには聞こえなかった

「でも」に一番近い「可是」の例文

她给我电话,可是我没有听到声音

tā gěi wǒ diàn huà   kě shì wǒ méi/mò yǒu tīng dào shēng yīn

彼女は私に電話をしたが、私には音が聞こえなかった

「だけど」に一番近い「不过」の例文

明天有运动会,不过我不想去

míng tiān yǒu yùn dòng huì   bú guò wǒ bù xiǎng qù

明日は運動会だけど、私は行きたくない

「ただ」に一番近い「只是」の例文

我也想去玩,只是没时间了

wǒ yě xiǎng qù wán   zhǐ shì méi shí jiān le

私も遊びにいきたい、ただ時間がないのだ

応用編「虽然」「尽管」などを付けた表現

中国語の「しかし」などの接続詞は、その前の文に「虽然」などの表現をつけて使うことが多いです。

ここでは応用編としていくつか例文を紹介してみようと思います。

虽然她很努力, 她考试没有及格

suī rán tā hěn nǔ lì   dàn tā kǎo shì méi yǒu jí gé

彼女は努力したけれども、試験には合格しなかった

虽然他很年轻, 有经验

suī rán tā hěn nián qīng   dàn yǒu jīng yàn

彼は若いけれども、経験がある

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まとめ

「しかし」「でも」などの逆説・否定をあらわす表現は主に4つあることを説明しました。

  • 但是(dàn shì)ダンシ
  • 可是(kě shì)クーシー
  • 不过(bú guò)プーグオ
  • 只是(zhǐ shì)ジーシー

そして、上の「但是」のほうが否定の度合いが強く「只是」は一番弱いということもみてきました。

あとは例文を見ながら慣れていきましょう!

なお、中国語の勉強法については「おすすめの勉強法と参考書・アプリのまとめ」に詳しく書いたのでぜひご覧ください。

中国語の文法事項ついては「中国語文法ーその特徴と各項目を総まとめ」にどこよりも分かりやすくまとめているのであわせてご覧ください。

それではこの辺で。

再见~!

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