中国語の「r化(アール化)」がこれで分かる!意味と発音に違いは?

中国語のr化(アール化):意味と発音の違い


中国語で単語の末尾に「r」=「儿」がつくことを「r化(アール化)」といいます。

分かりやすい例でいえば、

有点 → 有点

 yǒu diǎn ヨウディエン → yǒu diǎnr ヨウディアール  

のように変化することを「r化」=アール化と呼びます。

楊さん
「有点」の意味を知らない場合はまず「一点儿と有点儿の違いは?」を見てくださいね。

今回は、このr化=アール化についての解説です!

意味の違いや、発音の変化について詳しく説明していきますね。

kammy
それでは解説いってみましょ〜!

r化(アール化)の概要:どこで使われているか?

アール化は、発音的には最後の音節を舌をちょっとそりあげて読む感じになります。

イメージ的にはかなり舌をそりあげ、口はしぼみがちになるので、こもった発音になります。

一般的な英語のR(アール)の発音よりも、もっとこもって発音するような感じです(地域差もあります)。

中国北部のほうでよく使われ、南部ではほとんど使われません

北京や天津のローカルではいろんな単語がアール化し全体として“もごもご”するため、慣れないと何を言ってるのか聞き取りづらい、ということがあるくらいです。

楊さん
北の人はアール化が多くて、もごもごするからちょっと聞くと分かるネ!逆に南部ではアール化はしないので、発音がハッキリしていることが多いですヨ。

漢字表記では「儿 ér」を追加しますが、ピンインとしては「r」を1文字だけ語尾に付けるだけです。

楊さん
アール化して発音する音節を文法的には「儿化韵 érhuàyùn」と呼びますヨ。
kammy
英語もスコットランドあたりに行くとこもるような発音が多いけど、寒い地域は口を開けないで話そうとしたりすることと関係あるのかなぁ。日本の東北地方も「んだんだ」言うのは口を開けたくないからって聞いたことあるし(笑)

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r化(アール化)による意味の変化

アール化によって、意味が変わる場合と変わらない場合があります。

アール化で意味は変わらないが、語感が変わる場合

小孩 → 小孩

xiǎo hái シャオハイ → xiǎo háir シャオハール

(訳:子ども)


花 → 花

huā フア → huārアール

(訳:花)


电影 → 电影

diàn yǐng ディエンイン → diàn yǐngr ディエンヤール

(訳:映画)


脸蛋 → 脸蛋

liǎn dàn リエンダン → liǎn dànr リエンダール

(訳:ほっぺ)

これらの単語はアール化しても意味は変わりません。

ただ、ちょっと可愛らしい感じ、柔らかい感じが出ます。

それからアール化すると「北部っぽさが出る」というのは確かです(笑)

kammy
関西でキャンディのことを「あめちゃん」と呼んだりするのと近いのかなぁと想像したりします。

アール化で意味が変わる場合

这 → 这

zhè ジェー(これ)→  zhèr ジャール(ここ)


那 → 那

nà ナー(あれ) →  nàrール(あそこ)


哪 → 哪

nǎ ナー(どれ)→ nǎrール(どこ)

アール化したものは、それぞれ「这里、那里、哪里」とも呼ばれますね。

日常的に使う単語で、アール化で意味が変わってくるのはこのくらいかもしれません。

「こそあど」についてもっと詳しく!

中国語の「これ・それ・あれ・どれ」基本の指示代名詞

アール化で品詞が変わる場合

画 → 画

huà フア(絵を描く) → huàr フアール(絵)


顶 → 顶

dǐng ディン(支える) → dǐngr ディアール(頂上)

これらはアール化すると、名詞としての意味で多く使われます。

これも全体としては数は多くないので、普段は意識する必要はありません。

kammy
つまり、アール化しても意味的な変化はそれほどないと思っていいということですね!

r化(アール化)による発音の変化

ピンインとしては「r」が語尾につくのですが、その直前の発音によって変化に違いが出てきます。

変化がない場合も含めて4種類に分けられます。

変化なし

  • 花儿 huār
  • 猫儿 māor 

発音に変化なく、ただ最後に舌をひょいとそりあげるだけす。

iが脱落

  • 小孩儿 xiǎo háir
  • 口味儿 kǒu wèir

iを発音しなくなる変化が起こります。

発音にあわせてピンインを書き直せば、「小孩儿=xiǎo hár(シャオハール)」、「口味儿 kǒu wèr(コウワール)」ということになります。

ただし、ピンインとしては「i」は残したままの表記が正しいです。

nが脱落

  • 玩儿 wánr
  • 有点儿 yǒu diǎnr

これは「n」を発音しなくなります。

発音にあわせてピンインを書き直せば、「玩儿=wár(ワール)」、「有点儿=yǒu diǎr(ヨウディアール)」ということになります。

ただし、ピンインとしては「n」は残したままの表記が正しいです。

鼻音化

  • 有空儿 yǒu kòngr
  • 电影儿 diàn yǐngr

これは「ng」を発音しなくなると考えていいでしょう。

発音にあわせてピンインを書き直せば、「有空儿=yǒu kòr(ヨウコン)」「电影儿=diàn yǐr(ディエンヤール)」となります。

これも正しいピンインは「ng」を残したままのものです。

kammy
どの変化にせよ、大雑把にいってしまえば、最後に自然な感じで「アール」と舌をそりあげてこもった音にすればいいってことですね!

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まとめ:アール化で意味にそれほど変化はなく、発音はこもれ!

一部の単語をのぞいて、アール化しても意味に大きな変化はないことを紹介しました。

また、発音については細かい違いはあるものの、最後に舌をそりあげてこもればよいことも見てきました。

どちらかというと、アール化を多用する人がなにを言っているのかを理解するほうが難しいかもしれません。

これは慣れが必要なので、北部の人とたくさん話すしかなさそうですね(笑)

それでは今回はこの辺で。

再见~!




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