「おはよう」は中国語でどう言うのでしょうか?
朝に気持ちのよい挨拶ができれば、その後のコミュニケーションもスムースにいきますね。
ここでは一般的なフレーズから、目上の人に対する言い方、恋人同士のおはよう表現それから最後に家族など親しい人に対する言い方を紹介しましょう。
目次
「おはよう」の中国語表現
一番普通の「おはよう」
zǎo
早
ザオ
おはよう
一般的な「おはよう」の表現です。一文字で心細いですが、一文字だけで大丈夫です。
友達同士や同僚で使うことが多いです。
また、仕事の取引先に向けても使うことができます。
ウィーチャットやメール、SNSでも使える表現です。
つまりかなり幅広く使うことができる便利な表現です(笑)
相手が複数であれば、下記になります。
Nǐmen zǎo!
你们早
ニーメンザオ
おはよう(複数人に向かって)
目上の人に対しての「おはようございます」
lǐ xiān shēng zǎo
李先生早
リーシエンシャンザオ
李さん、おはようございます。
yáng zǒng zǎo
杨总早
ヤンゾンザオ
楊社長、おはようございます。
名前や呼び名をつけてから「早」を使えば、目上の人であっても失礼にはなりません。
「早」だけだとちょっとラフすぎる印象もあるので、目上の人には呼び名を呼びかけてから使いましょう。
また、「总」は「社長」を意味する「总经理」を省略したもの。社長や会長だけではなく、幹部で偉い人に対しても「苗字+总」で呼ばれたりします。
少しかしこまった「おはようございます」:早上好と早安
「おはよう」の一番教科書的(?)な言い方として、
zǎo shàng hǎo
早上好
ザオシャンハオ
おはようございます
があります。
これも普通に使えますが、少しかたい印象になるでしょうか。「おはようございます」というイメージが近いです。
親しい友だちではあまり使わない感じです。上司や目上の人には使いましょう。
zǎo ān
早安
ザオアン
おはようございます
多少かしこまった言い方でもあるので、メールや文面で好んで使われる傾向があります。
フレーズの作り(構造)は、「おやすみ」=「晚安」と同じ発想です。
「晚」=夜、「安」=安らかに、なので「夜をやすらかに」=おやすみ
「早」=朝、「安」=安らかに、なので「朝をやすらかに」=おはよう
という感じです。
また、この「早安」は目上の人に対しても使って大丈夫な表現です。
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恋人同士の「おはよう」
bǎo bèi zǎo
宝贝早
バオベイザオ
ベイビーおはよ
「宝贝 bǎo bèi」は英語の「Baby ベイビー」を中国語にしたもので、「ハニー」や「ダーリン」に似た恋人同士の呼び方です。
それにおはようを意味する「早」をつづけて恋人に向けて言う挨拶になります。
qīn ài de, zǎo
亲爱的,早
チンアイダ、ザオ
ダーリン、おはよ
これも恋人同士で使えるおはようフレーズです。
「亲爱的」は「宝贝」と似ていて、「あなた」「ダーリン」といった意味の親しみを込めて恋人を呼ぶときの呼び方です。
男性から女声、女性から男性、どちらからでも使える便利な恋愛ワードです。
家族や親しい人同士の「おはよう」
家族や親戚など、近い関係の人に対しては、上のような挨拶はあまりしません。
少しかしこまった印象を与えるからでしょう。
代わりに下のように言います。
qǐlái la!
起来啦
チーライラ
起きたんだね(→おはよう)
もしくは「你」を頭につけて「你起来了」ともいいます。
直訳としては「あなた起きたのね」ということなので、中国語の挨拶でよくある「その行動を単純に表現しただけ」のタイプです。
家族や親戚、親しい友人に向けた朝の挨拶は、この「起来啦」が普通です。
恋人同士でも使える表現ですが、ウィーチャットなどのメッセージでは使いにくいので、そういうときは「早」を使うのがいいかなと思います。
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親しい知り合いなどに対する別の「おはよう」
chī fàn le má
吃饭了吗?
チーファンラマ
ご飯食べた?
親しい知り合いや顔見知りとの挨拶は、「早」や「你早」もなく、いきなり「ご飯食べた?」と聞かれることもあります。
食べたかどうか本当に気になっているわけではなく、一種の挨拶化した言い回しと捉えましょう。
答えとしては、
chī guò le
吃过了
チーグオラ
食べました
hái méi yǒu
还没有
ハイメイヨー
まだです
あたりになります。
「朝ごはん何食べったっけなぁ、えーっと豆乳飲んだでしょ、それから餃子も食べたような・・・」
なんて考える必要はありません(笑)
気軽なキャッチボールを楽しむだけの挨拶です。
家族や知り合いだけではなく、よく行くお店の人(=つまり顔なじみ)からも聞かれたりするフレーズなので、スムースに返事ができると楽しいですよ。
まとめ:1日の始まりは「早」にあり
いかがでしたでしょうか?
「早」を覚えておけばほとんどの場合に使えますし、一文字だけなので覚えるのも簡単ですね!
あとは実践で使って慣れていきたいところです。
なお、挨拶全般については「中国語の挨拶の総まとめ」にまとめたのでぜひご覧ください。
その他中国語に関する各種まとめ記事もあわせてご覧ください。
それでは今回はこの辺で。
再见~!