「ありがとう」の中国語表現・発音・例文|親しい人には使うな!?

「ありがとう」の中国語表現


「ありがとう」といえば「谢谢」、これは多くの人がすでに知っているかもしれません。

日本語の「ありがとう」は種類がほとんどないのですが、中国語は「謝謝」にけっこうな数のバリエーションがあります。

でも、下記で分かりやすく説明していくのでご安心ください。

また、

  • 「いつもありがとう」
  • 「手伝ってくれてありがとう」
  • 「メッセージありがとう」

などのシチュエーションに合わせた表現も紹介しますね!

そして、親しい友人や家族同士では「謝謝」はほとんど使わない、むしろ「ありがとう」を多用しない方がよいというあまり知られていない事実もお伝えしたいと思います。

中国人の恋人がいたり、親しく付き合っている友人がいる方も必見です!(笑)

すべて理解して使いこなせるようになれば、「謝謝マスター」になれます!(だれ?)

これだけは覚えたい!

ありがとう=謝謝

kammy
それではさっそく解説いってみましょ〜

「ありがとう」の基本表現

xièxie

谢谢

シエシエ

ありがとう

「ありがとう」といえば「謝謝」ですね。

パソコンやスマホで「シエシエ」とカナで打っても「謝謝」と出てくるくらいですから、中国語を知らない人でも知っている基本挨拶。

発音は「シエシエ」とカタカナをそのまま読む感覚が正しいです。

よく「シェイシェイ」と日本語の「シェ」に近くなると思っている人もいますが、「シエ」をカタカナで読むのがもっとも近いです。

kammy
厳密にはイントネーションも大事ですが、音としては「シエシエ」ですね

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より丁寧な「ありがとうございます」

「謝謝」は目上の人にも使えますので、「ありがとうございます」としても使うことができます。

ただもう少し丁寧に伝えたいときは、

xièxie nín

谢谢您

シエシエ ニン

どうもありがとうございます

と伝えてもグッドです。

「あなた」の丁寧な言い方である「您 ニン」を後ろにつけることでより丁寧になります。

「本当にどうもありがとう」とありがたさを強調する表現

「本当にどうもありがとう」とより強調する表現としては、

tài xiè xiè nǐ le

太谢谢你了

タイシエシエニーラ

本当にどうもありがとう

fēi cháng gǎn xiè

非常感谢

フェイチャンガンシエ

本当にどうもありがとう

があります。

両方とも「本当にどうもありがとう」と感謝の意を強調したいときに使う表現です。

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少し軽めの「ありがとう」

少し軽めの「ありがとう」も紹介しておきましょう!

友人や同僚同士などで使うことが多く、目上の人には控えたほうがよい表現になります。

xiè le

谢了

シエラ

どうも

duō xiè duō xiè

多谢多谢

ドゥオシエ ドゥオシエ

ありがと

日本語訳は「どうも」と「ありがと」と書きましたが、いずれにしても軽めの「ありがとう」になります。

「ありがとうございました」と少し過去形

中国語で「ありがとうございました」は、

xiè xiè le

谢谢了

シエシエラ

ありがとうございました

ちょっと過去形のニュアンスが出る表現になります。

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「〜をありがとう」の表現:何かをしてもらったお礼

ここからは、「〜をありがとう」という表現をいくつかの例文で紹介しましょう!

プレゼント、メッセージ、手伝ってくれて「ありがとう」

xièxie nǐ de lǐwù

谢谢你的礼物

シエシエニーダリーウー

プレゼントをありがとう

xiè xiè nǐ de liú yán

谢谢你的留言

シエシエニーダリウイエン

メッセージをありがとう

「留言(リウイエン)」はもともとはメモや留守番電話などのメッセージを意味しますが、SNS上のメッセージなどの意味でも使われます。

ただ、親しい友人であれば下に説明するような理由であまり「谢谢」は使われない感覚が強いです。

少し関係が遠い人からメッセージを受け取った場合に使うもの、くらいの意識でいましょう。

xiè xiè nǐ de bāng máng

谢谢你的帮忙

シエシエ ニーダ バンマン

手伝ってくれてありがとう

具体的になにかを手伝ってもらったときに使いましょう!

食事の席で「ありがとう」

xiè xie nǐ de qǐng kè

谢谢你的请客

シエシエ ニーダ チンクー

ごちそうしてくれてありがとう

「请客(チンクー)」は「食事をご馳走する」という意味があります。

似たような表現として、

xiè xie nǐ de zhāo dài

谢谢你的招待

シエシエニーダジャオダイ

招待してくれてありがとう

があります。

「招待(ジャオダイ)」は「食事に誘う、接待する」という意味です。

どちらのお礼の表現もかなりかしこまった言い方になります。

すでに深い付き合いにある人や、今後付き合いを深めていきたい人には言わなくてもいいです。

むしろ言わないほうがいいかもしれません(笑)

中国人には「ありがとう」を伝えることが「水臭い」「よそよそしい」という感覚があります。

下に説明するように、関係が近ければ近いほど「ありがとう」を言わない傾向があるのです(特に年配になればなるほど)。

だから、「谢谢你的请客」と伝えると「距離を置かれている」と思われる可能性もあります。

日本人なら「悪いと思って遠慮してるんだな」というふうに捉えますが、中国人は「遠慮するということは関係を続けたくない・深めたくないと思っているのかな」と感じる可能性があります。

そういう意味で、付き合いの深い人やこれから深めていきたい人には「あえて」言わないほうがいいと思います。

それでもどうしても感謝の意を伝えたいのが日本人(笑)

そういうときは、

xià cì wǒ qǐng kè

下次我请客

シアツーウォーチンクー

今度は私がごちそうしますね

と伝えるのがよいと思います。

「次があるということは関係をよいものと思ってくれている」と相手に感じさせることもできます。

kammy
えーっと、もうこれ以上付き合いたくない人に対しては?

「次回はもうないかな」という人に対しては「謝謝」とちゃんと伝えておきましょう!(笑)

また、もし翌日にあったときには「昨日はありがとうございます」と伝えるのが日本的礼儀ですが、中国では避けたほうがいいでしょう

中国人的な感覚だと「もう一度おごってください」と言っているように聞こえるそうです。

「いつもありがとう」はどう言う?

xiè xiè nín lǎo shì zhào gù wǒ

谢谢您老是照顾我

シエシエ ニン ラオシ ジャオグ ウォー

いつも面倒を見てくれて、ありがとうございます

ただ「いつもありがとう」という同じ日本語表現でも、妻や家族に対しては表現が違ってきます。

kammy
どういう意味?

「ありがとう」を多用しない文化

中国人というのは、関係が近ければ近いほど「ありがとう」という言葉を伝えない習慣があります。

日本人としては、「親しき仲にも礼儀あり」と言われるように、近い関係の人でも「ありがとう」を伝えることで関係を良いものにできると考えます。

しかし、中国人は「ありがとう」というのは面識のない人やあまり関係の深くない人に伝える言葉という意識が強いのです。

kammy
じゃあ「ありがとう」に代わる言葉はないの?

基本的には「ありがとう」を伝えないので、代わりの言葉はありません。

「関係の近い人同士で世話や面倒をかけるなんて当たり前、お礼なんてよそよそしいし水臭い」

という感覚があるのでしょう。

だから、たとえば夫婦間であれば、まず「ありがとう」は使いません

代わりに使うものとしては

xīn kǔ le

辛苦了

シンクーラ

ご苦労さま

になります。

相手の苦労をねぎらう言葉として「いつもありがとう」の代わりに使える表現です。

「ありがとう」を言わない中国の文化について詳しくは下記もご覧くださいね。

>>>中国では「ありがとう」と「謝謝」は違う

また、下記は中国人が日本人の言う「ありがとう」についてどう思っているかという内容です。

>>>日本人との接し方に悩む中国人

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「ありがとう」に関するに日中の誤解

「ありがとう」の使い方で、日本人と中国人のあいだに違いがあるのは分かりました。

そこから2つの大きな誤解が生まれる可能性があります。

ちょっと「ありがとう」の挨拶表現からは話は逸れますが、中国人と付き合う上で大切だと思うので紹介してみますね。

ありがとうを言わない中国人に対する誤解

1つは、「ありがとうを言わない中国人に対する誤解」

中国人は関係が近いほど「ありがとう」を言わない文化圏で生きています。

だから、親しくなった、もしくは親しくしようとしている日本人に対して「ありがとう」を言わないことがあります。

ただ、これは時に日本人から見ると失礼に映ることもあるでしょう。

「せっかく丁寧にしたのにお礼を言わないなんて」と思ってしまうこともあるかもしれません。

kammy
日本人は近い人にも、というか近い人には特に気をつけて「ありがとう」を伝える傾向がありますもんね。

中国人は親しいほどお礼を言わないのですから、「お礼を言われないことはいいこと」なのですが、日本人にとってはそうではありません。

これは「ありがとう」に対する知識がないと解くのがなかなか難しい誤解かなと思います。

中国人にとっては良い意味でお礼を伝えない

しかし、それが日本人の目からは「中国人はマナーがない」「中国人は無礼だ」「失礼な中国人が多い」というネガティブな評価になってしまうことがあるのです。

ありがとうを言い過ぎる日本人に対する誤解

2つ目は、「ありがとうを言い過ぎる日本人に対する誤解」

日本人としては「ありがとう」をたくさん伝えることで、関係をより深いものにしていける、という考えがあります。

これは近い関係の人に対しても同じだと日本人は考えます。

それで親しくなった中国人に対しても事あるごとに「ありがとう」と伝えることになりますが、ここでまた誤解が起きます。

kammy
中国人は親しいのに「ありがとう」と言われることに抵抗があるんですよね。

そうなんです、中国人としては親しくなった「のに」、お礼を言われるということは「距離を置かれている」と思う可能性がかなり高いのです。

個人的な経験になりますが、妻(中国人)と付き合って半ば同棲していたころの話です。

私は善意から「ありがとう」と事あるごとに伝えていました。

一般的な日本人的感覚で「ありがとう」をよく伝えていたというだけです。

ただ、そのことが中国人の妻(当時は彼女ですが)には「よそよそしく」映ったといいます。

彼女は親しいほど「ありがとう」を言わない文化・生活圏で暮らしてきたのだから、そう感じて当然です。

でも、そのことは当時の私には分かりません。

善意で発せられた「ありがとう」なのに、結果的には関係を悪化させかねない状態だったということです。

日本人としては「ありがとう」を多用したい気持ちは分かります。

ただ、多用することで願っていた方向(関係を深めたい)という目的から離れてしまう可能性があることは知っておいてよいかなと思います。

「どういたしまして」の表現

最後に「ありがとう」と言われたときの「どういたしまして」の表現をいくつか紹介しておきましょう!

bú kèqi

不客气

プークーチ

どういたしまして

bié kèqi

别客气

ビエクーチ

どういたしまして

bú yòng xiè

不用谢

プヨンシエ

どういたしまして

bú xiè

不谢

プーシエ

どういたしまして

「どういたしまして」の表現については下記に詳しくまとめてあるので合わせてご覧ください。

>>「どういたしまして」の中国語表現・発音

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

中国語の「ありがとう」に対して少しイメージが変わってきたのではないでしょうか。

ありがとう=謝謝(シエシエ)

これは基本フレーズですが、場面と相手によって使い分けられるようになると楽しいですね!

なお、挨拶全般については「中国語の挨拶の総まとめ」にまとめたのでぜひご覧ください。

その他中国語に関する各種まとめ記事もあわせてご覧ください。

それでは今回はこの辺で。

再见~!




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