こんにちは、kammyです!
今回は、タニシ料理について紹介したいと思います。
タニシを割と日常的に食べる。どんな味?
河や池でよく見かける小さな貝、あの「タニシ」を中国では割と日常的に食べます。家庭でもつくるし、レストランで頼むことも多いです。日本では食べないので最初ちょっと抵抗がありますが、小さなサザエだとでも思って食べると美味しいです。
カラは付いたままで、ひとつずつ中身を口で吸い出すか、楊枝などでつまみ出して食べます。味は、ほとんどが汁の味付けで、タニシの出汁が効いている感じ。シジミあたりが食感としては近いでしょうか。作り方やレストランによってはやや泥臭いこともありますが、海鮮料理が生臭いことがあるのと同じで、慣れれば気になりません。
ひとつひとつ吸い出したり、つまみ出したりして食べるので、食べるのに時間がかかります。こうした食べるのに時間がかかる料理、中国にはけっこう多い気がします。
ちなみに中国語でタニシは
螺丝(luó sī)るおすー
と言います。面白いのは金属の「ネジ」とまったく同じ単語なこと。確かに渦を巻いている見た目はちょっとネジっぽいですね。
スポンサーリンク
タニシの調理法
タニシ料理の一例を紹介。親戚に教えてもらったレシピですが、中国語のネットで調べても似たようなものでした。
- しっかり洗う。塩をかけてゴシゴシすると汚れが取れやすい。
- 尖った部分をハサミで切る。切らないと中身を吸い出せないため。ちなみに、中国語では「お尻を切る」と表現しますが、尖った部分はお尻ではない気がするけどまぁ細かいことは気にせずに、ハサミでばちばち切ります。
- 熱した油にニンニク、生姜、唐辛子を入れ、そこにタニシを加え少し炒める。
- 黄豆醤もしくは豆瓣酱を加え、さらにお酒、塩、醤油を加える。お好みでネギを加え、少し煮たら完成。
タニシはどうやって採る?ネット販売もあり
親戚のタニシ狩り?に同行したときのようす。金網のようなものを河に投げ入れ、紐でひきずって引き上げると、川底にいるタニシが金網の中に入っている、という取り方です。
ドブ的な河の中にいるので、藻や泥がついていて汚いです。食べる前にはきちんと洗います。上にも書きましたが、塩をかけてゴシゴシすると汚れが取れやすいそうです。
ちなみに普通は市場等で購入します。ネットでも販売されています。ネットだと500gあたり5−6元(約100-120円)のようです。
スポンサーリンク
タニシは美味しいけど怖い
ちなみに取ったタニシは、深い桶に入れておきます。入れ物が浅いと這って逃げ出してしまうからです。
親戚からもらったタニシを浅い桶に入れておいたら、朝になって床がタニシだらけになっていたことがあります。ちょっとしたホラー感がありました。