日本語の「よろしく」は便利な表現ですね。
具体的なことがなくても、とりあえず「よろしく」と言っておけば「あとは空気読んでね」的な指示になったりもします(笑)
ただ残念ながら、中国語にはそうした「とりあえずよろしく」の表現はありません。
というわけで、ここでは具体的になにかお願いするときの「よろしく」の表現をご紹介しようと思います。
よろしくお願いします = 请多关照
一般的な「よろしくお願いします」
请多关照!
qǐng duō guānzhào
チンドゥオグアンジャオ
よろしくお願いします
「はじめまして」=「初次见面」とセットで使われることもあります。
とてもフォーマルで硬めの言い回しになります。
実際になにかお世話になったり面倒をかける場合に伝えるのがよい表現です。
日本の「よろしくお願いします」は、何か具体的なお世話になる予定がなくても「とりあえず言っておく」挨拶として使われますが、「请多关照」はそれとは少しニュアンスが違います。
「请多关照」は、具体的になにかお世話になりそうな場合にだけ伝えるとよい言い回しです。
ほかにもこんな表現があります。
请多多关照!
qǐng duōduō guānzhào!
なにかとお世話になります(よろしくお願いします)
请多指教!
qǐng duō zhǐjiào!
チンドゥオジージャオ
いろいろとご教示ください(よろしくお願いします)
请多帮助!
Qǐng duō bāngzhù
チンドゥオバンジュー
いろいろと助けてください(よろしくお願いします)
これらも具体的にお世話になる予定がある場合に伝えるのがよいでしょう。
拜托了
bàituō le
バイトゥオラ
頼むよ(よろしくね)
拜托您了
bàituō nín le
バイトゥオニンラ
どうぞよろしくお願いいたします
友人や親しい人に「よろしくね!」と何か具体的なことを頼むときに、「拜托了」を使います。
同じように目上の人などに丁寧にお願いするときは、「拜托您了」となります。
谢谢!
xiè xiè
シエシエ
ありがとうございます(よろしくお願いします)
もともと「ありがとう」の意味ですが、文面の最後などで使われます。
その意味で日本の「よろしくお願いします」にかなり近い表現になります。
ただ口頭ではあまり使わず、メールの文面などで使われます。
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まとめ
よろしくお願いします = 请多关照
日本語的な「とりあえずよろしく」という言い回しがないのは少し不便な感じもしますね。
ただ、具体的にお願いすることがある場合にだけ使えばいいので、逆に使いやすいかもしれません。
なお、中国語会話全般については「中国語の会話総まとめ」に網羅的に分かりやすくまとめてあります。ぜひあわせてご覧ください。
それでは今回はこの辺で。
再见~!