こんにちは!kammyです。
中国の新年・春節の挨拶を紹介します!
日本語だと新年の挨拶といえば
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
がほとんどだと思いますが、中国語にはもう少しバリエーションが多いです。
でも、まったく難しくはありませんよ。
また、ウィーチャットなどのSNSやビジネスの場面でも使える文章での新年の挨拶も紹介します。
最後に2019年だけに使える挨拶の仕方もちょこっとご紹介します!
目次
【初級編】新年の挨拶・簡単3選!
まずはこれを言っておけば絶対間違いない、万能の挨拶フレーズです。
xīn nián kuài lè
新年快乐!
シンニエン クアイルー
新年おめでとう!
この挨拶、なんで万能なのかといえば年末から使えるからです!
まだ新年を迎える前の年末から新年が明けてからの春節期間中(10日間くらい)、ずーっと使えます。
2週間くらい「新年快乐」を言い続けていれば間違いないってことです(笑)
日本語に訳せば「新年おめでとう」なのですが、日本語の「よいお年を!」の意味も含まれているということになります。
そういう意味で万能のキーフレーズ。
中国では、新年と前年を日本のように明確にけじめ・区切りをつけて考えず、日本語でいえば「年末年始」を「新年」と呼ぶような感覚があります(参考:中国の新年と日本の新年は範囲が違う)
xīn chūn kuài lè
新春快乐!
シンチュン クアイルー
新春おめでとう!
冒頭の二文字を「新春」に換えたこちらもよく使われるフレーズです。
「新年快乐」を使いすぎて飽きてしまったらどうぞ(笑)
xīn nián hǎo
新年好!
シンニエンハオ
新年おめでとう!
こちらもとてもよく使われます。同じく年末から使えます。
会話だと、
「新年好!新年好!」
と2−3回たてつづけに使うことも多いですね。
1回だけだと短すぎてもの足りない感があるんでしょう(笑)
guò nián hǎo
过年好!
グオニエンハオ
新年おめでとう!
こちらも簡単で覚えやすいですね。
ただ、「过年好」のほうは新年を迎えた後にしか使えませんのでご注意を。
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【中級編】他にも覚えやすい厳選5選!
バシバシいきますよ〜
次はよく使われる厳選5選です。今度はすべて4文字の組み合わせになります。
shēn tǐ jiàn kāng
身体健康!
シェンティージエンカン
健康でいられますように!
wàn shì rú yì
万事如意!
ワンシールーイー
すべてがうまくいきますように!
gōng xǐ fā cái
恭喜发财!
ゴンシーファーツァイ
お金に恵まれますように!
quán jiā píng ān
全家平安!
チュエンジアピンアン
みんなが無事でいますように!
shì yè shùn lì
事业顺利!
シーイエシュンリー
仕事が順調にいきますように!
どのフレーズも春節の期間中、よく耳にしたり目にするフレーズです。
多少意味が違うので場面を選ぶ場合もありますが、基本的にはどこで誰に伝えても使える表現になります。
ちなみに「恭喜发财」はお金にかんする祝福の言葉。
お金のことをダイレクトに表現するのは意味的にみればはばかられそうなイメージが日本にはありますが、中国ではまったく関係ないのでどんどん使って大丈夫です。
【上級編】多数の組み合わせ&別れ際にいう
組み合わせて使う
上の表現をいくつか組み合わせて使うと、とても中国人的な使い方になります。
たとえば、
新年快乐!恭喜发财!万事如意!
とにかく並べるだけです。最初に3選のフレーズを言って、それから4文字フレーズをいくつか付けるイメージです。
新年好!身体健康!全家平安!
新春快乐!万事如意!身体健康!
などどんな組み合わせでもOKです。
別れ際にも使う
そして日本語と違っておもしろいと思うのは、新年に会ったときだけではなく、別れ際にも同じように使うということです。
日本人だったら「あけましておめでとう」と言いながら別れたりはしませんよね?
でも、中国人は別れ際に上のように伝えたりします、しかも大きな声で(笑)
翻訳してしまうと違和感がありますが、意訳すれば「今年もよろしくね〜!」といった感じ。
そういうものだと思って、出会ったときと別れ際、両方伝えるようにすると印象がよくなるはずです。
また、「元気がいい」「威勢がいい」のは中国ではとってもよいこと。
新年を迎えるにあたって爆竹や花火を鳴らすのもそういう要素のあらわれだと思います(邪気を払うというのが本来の目的ですが)。
春節であればなおさら。
いつもよりも少し大きめの声で伝えられればより素敵だと思います!
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ウィーチャットなどのSNSで使えるフレーズ:ビジネス・友達間での文章の新年挨拶
最後にウィーチャット(WeChat)などのSNSで使える少し長めの新年挨拶フレーズを紹介しましょう!
口語ではなく文章での表現になるので、「祝〜」という表現を使うことが多いです。
祝 + 誰々 + 四文字フレーズ
「祝〜」の後には「誰々」を意味する単語を入れればOKです。
- 祝大家〜(みんなが〜でありますように)
- 祝你们〜(あなたたちが〜でありますように)
- 祝您全家〜(あなたの家族全員が〜でありますように)
「祝〜」は、英語でいえば「I wish〜」という意味合いになります。
その後に続く四文字のフレーズの部分は、好きな他のフレーズや伝えたい内容のものに変えて使ってみてくださいね。
また、下のどのフレーズもビジネス・友だち・知り合い、どんな場面でも使える表現になります。
新年快乐!祝您全家健健康康,快快乐乐,事事如意!
新年おめでとう!あなたの家族全員が健康で楽しくすべてうまくいきますように!
祝大家新年快乐,福寿安康,心想事成,开开心心!
みんなが楽しく新年を過ごし、健康で長生きし、すべてが思い通りに進み、楽しく過ごせますように!
中国語には「今年もよろしくお願いします」という表現は無い
日本語では「あけましておめでとう」の後に
「今年もよろしくお願いします」
と締めるのが普通ですが、中国語にはこの「よろしくお願いします」の表現は存在しません。
そのため、上で紹介してきたように相手の健康や幸せを祈ることで、新年の挨拶となります。
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新年の挨拶のまとめ:2019年用の挨拶
どうでしたでしょうか?
日本語よりも複雑には見えますが、使い方が分かってしまえばそれほど難しくないと思います。
さて、中国でも日本と同じように干支が使われているので、
zhū nián kuài lè
猪年快乐!
ジューニエンクアイルー
イノシシ年おめでとう!
というフレーズもあります。
イノシシ年のことは「猪年 zhū nián」なので、「イノシシ年おめでとう!」という感じ。
2019年しか使えない挨拶です。
干支を入れた表現が自然に使えたらちょっとかっこいいですね。
ちなみに、中国ではイノシシ年はイノシシではなく、豚(ぶた)なので、中国の街中にはイノシシではなく豚のモチーフがあふれています。
それでは今回はこの辺で!