こんにちは!kammyです。
今回は、中国人と日本人の違いについて考えてみたいと思います。
- 肌の色などの見た目
- 漢字文化
- お箸を使う
といった点では似ています。
ただ、それ以外の部分ではほとんど違うといっても言い過ぎではないくらい、日本人と中国人には差があります。
当ブログでは、全体としてその違いのひとつひとつを紹介しているつもりですが、今回は「見た目以外はほとんど違う」というについて簡単に書いてみたいと思います。
親戚に言われた衝撃的な一言
春節に、親戚同士の集まりに行ったときのことです。
帰り際に、ある親戚が私に話しかけてきました。
見たことのない、もちろん名前もどんな関係かも知らない人だったのですが、何らかの親戚関係にあたる人なのでしょう。
そのおばあさんは次のように言ってきたのです。
「日本人ってのは顔の色も、目の色も、見た目も同じなのねぇ!」
テレビなどで日本人もしくは日本兵の“イメージ”を見たことはあっても、実際の日本人を目にするのは初めてだったのかもしれません。
私が日本人だということを知って、そう話してきたのです。
ただ果たしてそのセリフが、本当はどういう意味で発せられたのかはよく分かりませんでした。
「日本人の見た目は中国人とほぼ同じ」ということを本当に知らなかったのか。
それとも、知っていたけど改めて“実物”を目の前にして驚いたのか。
もしくは、ただそういうことを情報共有したかっただけなのか。
日本人のほとんどは、中国人と日本人は見た目がほぼ同じだということを知っています。
少し前までは着ている服や動作で、中国人は一目で分かったものですが、最近では話さない限り、見た目的には分からないことが多くなっています(特に日本に観光に来る人は)。
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私が中国に興味を持ってきた理由
この「見た目的にはほぼ同じ」ということが、私が中国に対して興味をもってきた理由のひとつだと思います。
見た目にはほぼ同じ「なのに」、なぜこれほどまでに違う習慣や反応があるのだろうか、ということを考えてきたように思うのです。
初めて北京に行ったときに、スーツを着てハイヒールを履いた若い女性が、音を立ててタンを吐くのを見たことがあります。
「なんなんだ、この国は!」と強烈な印象が残りました。
肌色や目の色など見た目はほぼ同じだし、漢字を含めた多くの日本文化は中国を元にしているらしいことはなんとなく知っている。
でも、ここ中国では何かがまったく違っているという感覚を受けたのです。
私の場合、このタン吐きの目撃は、中国への「好奇心」となりました。
それからしばらくは大学院時代を含めて、中国を研究する道に進んだのです。
タン吐きの研究ではなく、中国経済の研究ではありましたが、中国という国に興味があったことが土台にはなっています。
現在は、経済というよりも、文化や習慣のほうに興味があります。
つまり、タン吐きのほうに興味が戻ったとも言えます(笑)
平たくいえば、中国人そのものに興味があると言えばいいでしょうか。
日本人と中国人はまったく違った生き物ー同じなのは見た目だけ
よく知れば知るほど、中国人というのは日本人とは違った「生き物」のように見えます。
日本人が良しとすることは中国人にとってはネガティブであったり、逆に日本人にとってはネガティブなことでも、中国人にとっては良いことがたくさんあります。
逆に、「同じなのは見た目だけ」と言っても過言ではないかもしれません。
この日本人と中国人の差は、日本人とアメリカ人、日本人と欧米人よりもよほど大きいような気がします。
だからこそ、私は中国に行ったときに他国では感じられなかったような衝撃を受けたのかもしれません。
そして、今でも時折受けることがあります。
「人種的・文化的には似ている」という先入観(?)があるから、よけいに違いを感じやすいということもあるでしょう。
たとえば、別記事「中国人のお墓参りとは?日本との大きな違い」を紹介しましたが、その中で、お墓まいりのときに「願い事をする」という中国人の習慣について書きました。
これを知ったときは私にとってはかなりの衝撃でした。
お墓参りという見た目状の行為はほぼ同じなのに、頭の中で考えていることはまったく違うのです。
こういう違いがまだまだあるのだろうと思います。
その違いを見つけることがとても楽しかったりします。
妻(中国人)には「また驚いてるの?」とあきれられてはいますが・・・笑
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日本人と中国人の違いをまずは知ることから
そうした違いは、知っているのと知らないのとでは、大きな差があると思っています。
日本に住む中国人だけでも100万人に迫ると言われており、現在も増え続けています。
日本に住む100人に1人は中国人という時代がすぐ目の前に迫っているのです。
中国と関係のある人はもちろん、海外とは無縁の生活を送る日本人にとっても、「中国人とはどういう人たちなのか?」が重要なトピックになってくるといっていいでしょう。
このブログでは地道にそうした違いをこれからも紹介していきたいと思っています。