中国の病院にはプライバシーの概念がない

中国の中規模病院、小児科の診察室


こんにちは!kammyです。

中国の病院にはプライバシーという概念があまり浸透していません。

以前、地元の中規模病院に行った時には、そのプライバシーの無さにかなり驚きました。

まず医者がいる部屋のドアは常に開いていて、誰でもいつでも入れるようになっています。

僕が入って目にしたのは、その医者が座っている机の周りに患者が群がって皆が好き勝手に医者に話しかけている光景でした。

国会審議で議論が乱れたときに、議長の周りに議員が群がって、それぞれが声を張り上げて自分の正しさを主張している、そんなテレビ中継を彷彿とさせる光景なのです。

列に並んでいるわけでもなく、もちろん番号で呼ばれるわけでもありません。

医者のいる部屋に入っていって、人の群れをかき分けて医者に大声で話しかけ注意を引いて診てもらう、そういう感じなのです。

早い者勝ちというかなんというか。

僕のような度胸と図々しさのない人間では、日が暮れるまで診てもらえることは無いでしょう。

幸いその時は妻の母が人の群れをかき分けて(これは誇張表現ではなく、まさにかき分けて!)医者の机にたどり着き医者の注意を引くことに成功しましたが、そうでもなければいつまでも診てもらえないのです。

つまり患者の病状や診断は、そこに群がっている人たちには丸聞こえなわけで、プライバシーという概念は全く存在していないに等しいのでございます。

どうも聞いていると時折、医者ではなく、群がっている他の患者がアドバイスというか診断に口出しをしている。うーん、状況が面白すぎる。

小児科だからまだいいのですが、これが皮膚科とか外科とかだったらどうなるのだろう?と疑問が頭によぎります。

皮膚科では上半身が裸になった人とかズボンを脱いだ人が医者の周りに群がっていたりするのでしょうか。

あまり想像しづらいですが、似たような状況はもしかしたらあるのかもしれません。

そして今回、かなり大きめの大学付属の病院にも行ったのですが、そこでは多少プライバシーの概念があるように見えるものの、それでも基本的にはあまり無いように見えました。

医者の部屋のドアは開いているし、診てもらっている患者以外の患者が容赦なく部屋に入ってきて次々と医者に話しかけます。

人が群がってこそはないものの、それは患者の数がある程度コントロールされているためで、プライバシーの点では小中規模の病院と大きな違いはなさそうに思えました。

これも小児科だからなのでしょうか。

義烏市は外来人口も含めて約200万人のそれなりに大きな都市です。

そこで大規模な病院ということは、中国全体から見てもそれなりに大きな病院だとは思います。

実際に建物や施設は近代的で、日本の大きな病院と大差があるようには見えませんでした。

おそらく中国全体としてプライバシーの概念が少ないというか、他人にあまり興味が無いということも関係しているように思います。

情報を公開される本人がそれをあまり問題だと思っていなかったり、他人の情報に関心がないために、プライバシーという論点がそもそも無いのではないかとも思ったりします。

とても曖昧で誤解を招きそうな言い方にはなりますが、自分のことが第一で他人のことはどうでもいい、と考えている中国人が大半で、つまり、他人のことには興味がない人が大半という雰囲気にあるためにプライバシーという問題自体が存在しない。そんな風に思ったりもします。

さて、日本と中国の違いは病院のことだけではありません。

中国の生活全般については「生活習慣・文化・風習における日本との違い」にまとめたので、あわせてご覧ください。

また、中国人の性格全般については「中国人の性格の特徴」でまとめています。こちらもぜひあわせてご覧ください!

中国人の性格はどんな特徴があるか【まとめ】

2018.09.24

中国での生活は日本とどう違う?習慣・文化・風習の違いをまとめました

2018.09.26
中国の病院の診察室

医者の部屋にはそもそもドアがありません・・・

中国の大学病院の小児科の診察室

こちらは大きな大学病院の医者の部屋。 同じようにドアは開けられており、別の患者がいつでも入れる状態。 実際に入ってきて、「この薬は何回飲めばいいんだっけ」などと話しかけていました。




スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。