一人っ子政策が世界標準だと信じている

こんにちは!kammyです。

一人っ子政策が世界的な標準だと信じている中国人の話です。

一人っ子政策

中国人、特に年齢が上めの人と話して驚くのは、一人っ子政策が他国でも行われていると思っていることです。

一人っ子政策とは1979年に始められた中国政府主導の計画出産のことで、子どもは一人までしか産んではいけないとされていました。

少子化が懸念されたことから、ここ数年では大幅に緩和され、今でこそ3人まで産んでよいとされていますが、80-90年代は子どもは一人までというのは当たり前でした。

日本人にとっては、一人っ子政策は中国でのみ行われている共産主義的・独裁主義的な政策で、まさか日本ではそんなことはあり得ないと考えるのが普通かと思います。

しかし逆に中国では、一人っ子政策のような政府主導の出産制限が他国でも普通にあるものと信じている人が意外と多いのです。

スポンサーリンク

計画出産が世界標準だと思っている

先日も、50代後半と思われる人と話す機会がありました。

私に二人の息子がいることを知ると、「日本では2人目、3人目も産んでいいの?計画出産はないの?」と聞かれました。

一人っ子政策は世界を見ても中国だけで、子どもの数に制限はないのが世界的には普通だと伝えたところ、少し驚いていたようでした。

(※正確にはアフリカのどこかの国でも計画出産政策はあるようです)

その人は「村で最初に車を運転した人」と妻がいうほど近隣の地域では一番のお金持ちと言われています。

無知であったり世間に興味がなかったりするわけではなく、古風な表現でいえば開明的であるはずです。

自分でビジネスをしている人なので、むしろ世の中の動向には敏感でもあったはず。

そうした人ですら、一人っ子政策が特殊な政策であるということを知らないのです。

そのことに私は何回も驚かされてきました。

特に年上の人にそうした認識をまだ持っている人が多いです。

それだけ政府による情報統制が順調だったということなんだろうなと想像します。

このブログの筆者が主催するオンラインサロンです↓