中国人と日本人の子ども観の違い


こんにちは!kammyです。

今回は中国人の子どもに関するエピソードを少し紹介して、

中国人と日本人の差について考えてみます。

貧しくて子どもを譲る話

自分の弟は、ほんとうは売られていたかもしれない。

義理の父がそんな話をしました。

何かの拍子に子どもの話題になったときのことです。

義理の父は7人兄弟の3番目。

4番目の弟が産まれたとき、家には食べるものが少なくとても貧しかったと言います。

それで、産まれてきても育てることができないから、どこかの農家に引き取ってもらおうとしたそうです。

農家であれば食うものにとりあえず困らない。

だから子どもを譲るなら農家、というのが当時の選択肢でした。

しかし、譲ろうとした当日、扉も開けられないほどのひどい雨が降りました。

これはその子は譲るなという天からの意味と受け取った両親は、その子を譲るのをやめたそうです。

弟は、その後どこに譲られることもなく順調に大人になりました。

結婚して二人の息子を育て、その二人の息子のうち一人は、最近赤ちゃんを産みました。

このあたりの話は、私の祖父母の世代(80−90代)と近いところがあります。

祖母も、当時は食べていくのが難しいほど貧しかったから、知り合いの赤ちゃんは豊かな農家に譲られた、というような話をしたりします。

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中国人の20−30代がする子どもの話

子どもの話題はまだ続きます。

ただ、この後の展開が中国らしいのです。

まず、20代後半のいとこが、こんな話をしました。

近くに住んでいた人はあまりに子どもが多すぎたので、産まれてきた赤ちゃんは譲って(売って)しまったという話です。

譲った先は農家ではなく、裕福な都市部の夫婦に譲られた(売られた)そうです。

一人っ子政策だった時代に、なぜ子どもが多いのかは謎ですが、一人っ子政策だったからこそ譲らざるを得なかったという理由もあったかもしれません。

とにかくも育てられないから都市部の夫婦に売られたとのこと。

譲り値は約50万円(3万元)。

売り元の夫婦は豊かではないでしょうから、5年から10年分ぐらいの収入になったはずです。

また、それに続いてこんな話もします。

自分の下には本当は妹がいたのだけれど、「女の子」とわかった妊娠8ヶ月のときに流産させられた、という話です。

「男尊女卑」の思想というか、中国では今でも男の子が求められる傾向が強く、女の子の赤ちゃんは歓迎されないことが多いのです。

女の子は嫁いで出て行ってしまうもので、家族を維持するためには食い扶持としての男の子が強く求められます。

特に農村部ではまだその傾向が根強い。

その結果、中国全体として男性比率が著しく高いという問題にもなっています。

別の親戚も、産まれてくる赤ちゃんが女の子と分かったときに堕しています。

数年前の話です。両親には経済的余裕もあります。

ただ純粋に男の子が欲しかったのです。

日本の20−30代がこれと同じようなことー子どもを売る話や女の子を堕ろす話をするかと言えばNOでしょう。

このあたりの差に、中国らしさ(中国語では「国情」と言ったりします)が現れているような気がします。




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