中国人の声の大きさと方言と標準語について

方言と標準語の違い

こんにちは!kammyです。

中国人は例にもれず声が大きい。さらに、方言と標準語についても紹介します。

電話に出る声が叫んでいるに近い

中国人は一般的に声がとても大きいです。

年齢が上になればなるほどその傾向は強いように思います。

時と場合によっては、普通の会話の内容なのに、もうほんと「叫んでいる」に近い感覚です。

特に携帯電話で話している時は、相手が目の前にいないからなのか、電話に向かって叫んでいるようにさえ見えます。

内容が分からないければ怒っているのだろうと感じられるほどです。

義理の父(中国人)が携帯で話しているときはそのいい例です。

まず、電話に出るのに「アァ!?」と言って出ます。

普通の中国人は「もしもし?」にあたる「ウェイ?」と言って出るのですが、年齢が上になればなるほど

「ウェイ?」→「ウェ?!」→「エィ?」→「アァ!?」

とこんな感じでなぜか少し雑になっていくようです。

イメージとしては、ガラの悪い人に肩がぶつかったときに振り返りざま「アァ!?」と言われるああいう感じ。

経験したことはありませんけど、イメージ的にはそういう言い方にほぼ近いのです。

さらに、年齢が上の人は、方言で話すことが多いので、僕には話している内容もよく分からない。

義理の父の電話は、もう騒音公害に近いです(笑)

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方言について

この方言について。中国語は「普通語」や「北京語」と呼ばれるテレビなどで使われている標準語と、各地方で使われている方言があります。

語順は同じですが、発音が全くもって違います。どのくらい違うのかといえば、数字の数え方さえも発音がまったく違うといえば、その違いをイメージしやすいでしょうか。

日本語の標準語と高齢者が本気で話す青森弁の違いよりももっと大きいように思います。

僕は中国語の標準語はほとんど分かりますが、親戚たちが話す方言(義烏語)は全然分かりません。

この方言は基本的に話し言葉だけで、テキストが普及しているわけでもなく、完全に親から子へ日常生活の中で伝えられてきた言葉になります。

つまり、大人になった僕が習おうとしても耳から学ぶしかなく、今からはほぼ不可能ではないかと思うと少し悲しい気分になります。

逆に、80歳以上の高齢者になると方言は分かるけれど、中国語の標準語は分からない、という人も多いです。

分からないというよりは話せないという感じが近いかも。

義理の祖母はそういう感じで、分かる言語がお互い違うので、僕とのコミュニケーションはあまり取れません。

僕と祖母の会話レベルは、僕とアフリカ原住民との会話レベルにかなり近い、と言っても言い過ぎではないぐらいです。

その分、何かをお互い通じ合えた時の喜びはひとしおです(笑)

20−30代は標準語を使うのが普通

一方で、今の20ー30代の人は、小さいころに親と方言をメインに生活してきたので、親戚同士の会話も方言がメインのことがほとんどです。

ただ、20代同士になると普通の中国語で話したりします。

高校や大学では標準語なのでそちらを使うのが普通の感覚なのでしょう。

どちらも話せ、切り替えにも支障はまったくありません。

ただ、その親の世代40−50代は、少し普通語が苦手な人もいるようです。

日常会話はほぼ方言、標準語で話していても会話に熱が入ってくると方言が出る、という雰囲気です。

標準語を話す時のアクセントも強く聞き取りづらいことがあります。

この方言が各地にあり、極端なときは近隣の村でも方言がまったく違うということもあるようです。

中国語と一口にいってもその幅が広く、そういう意味でも中国は奥深いなと思ったします。

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