こんにちは!kammyです。
食べ物の「賞味期限」については、中国と日本では表示が異なります。
これを知らないと期限を過ぎたものを食べてしまったり、まだ食べられるものを捨ててしまうかも?
今回はその表示について紹介します。
製造年月日と賞味「期間」の組み合わせ
中国の食べ物や飲み物には、「製造年月日」と「賞味“期間”」の2つが書いてあります。
それらを組み合わせて計算しなければ、いつまで飲めるか、もしくは食べられるかが分かりません。
たとえば写真の飲み物は「旺仔」という子ども向けの乳飲料。
とにかく甘くて甘くて、練乳をちょっと薄めただけではないのかと思われるほど劇的に甘い飲み物です。大人が飲むと思わずうえっとなるほど(笑)
もちろん子どもたちは大好き!
それはそうと、これには賞味期間が15ヶ月と書かれています。賞味期限ではなくて賞味期間なのです。
缶底には製造年月日が書かれており、それに15ヶ月を足して、いつまで飲めるかを自分で計算するのです。
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中国人は製造年月日が書かれていないと不安?!
中国人の生活感覚からすると、製造年月日が書かれていないのはなんとなく不安になるのではないかと想像します。
未来の日付である賞味期限だけなら、理屈的にはいくらでも先の日付を書いてしまえるからです。
そういう理由で両方の表示が義務付けられているのかなと勘ぐったりするのですが、真相は分かりません。
中国の食べ物はいつも賞味期限の「計算」が面倒
それにしても中国の期限表示は面倒といえば面倒です。なんといっても毎回計算の必要があるからです。
義理の母(中国人)に「これはまだ飲めるのか?」とよく聞かれます。
お土産や何かのお礼で飲み物をケースごともらうことがよくあります。そのケースがそのまましばらく置いてあったりすると、果たしてこの飲み物はまだいけるのか?ということになるのです。
たまにする大掛かりな掃除のときや、大勢が家に遊びにくるというときに、そういう飲み物のケースに目がとまり、「果たしてこれはまだ飲めるのか?」ということになるのです。
数字が細かくて読めない点に加えて、製造年月日がどこに書いてあるのか分かりにくい場合がけっこう多いのです。
飲み物のケースになるとそれ自体が重くて、ひっくり返して底を見るだけでも一苦労。
さらに、そこに消費期間を足す計算が必要になるのです。
「えっとー、あれ?さっき消費期限を見たはずだけど、何ヶ月だったっけ?」そして、また箱をひっくり返す(笑)
ひとつひとつは大した作業ではありませんが、組み合わさると一苦労。賞味期限の確認、人にお願いしたくなる気持ちも分かります(笑)
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輸入品は例外!?
上の写真のお菓子は、「nabati」というチーズ味のウエハースです。
日本では見かけたことはありませんが、私がベースとする浙江省義烏市ではここ数年よく見かけるお菓子です。
これはインドネシア産の輸入品。
賞味期限表示はどうなっているか見てみると、「製造年月日」と「賞味期限」の2つが丁寧に書かれていました。
写真だと左側の赤い部分です。
輸入品は例外なのでしょう、賞味期限が書かれているものもあるということみたいです。
いずれにせよ、中国では食べ物や飲み物の賞味期限をよくよく確認する必要がありそうです(^^