こんにちは!kammyです。
重慶火鍋の専門チェーン店「井格」というレストランで火鍋を味わってきました。
重慶の火鍋の特徴は、
- とにかく辛い!(辛くないスープもあります)
- 大量のごま油とにんにくに付けて食べる!
です。
今回は浙江省義烏市にオープンした「井格」に行ったので、そのレビューを書いてみたいと思います。
目次
重慶の火鍋専門チェーン店「井格」
重慶火鍋を専門に提供するチェーン店「井格」
中国語では「jǐng gé(ジングー)」と発音します。
公式サイトによると2006年に北京で1号店を開店した後、現在では中国全土で80店舗以上のフランチャイズをもつチェーン店です。
公式サイトには店舗数は見当たらなかったのですが、店舗で見たメニューに80店舗あまりと紹介されていました。
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中国の火鍋について
日本でもだいぶ認知度が広まってきた中国の火鍋。
中国語では「火锅 huǒ guō(フオグオ)」と言います。
簡単にいえば、まさに鍋に火を付けながら楽しむいわゆる「お鍋」料理で、地域によっていろいろなスタイルがあります。
日本で比較的知られている火鍋のチェーン店は「小肥羊」でしょうか。
中国の火鍋は「たれ」=「酱」が命
ただ、中国の火鍋で共通して特徴的なのは、なんと言っても「たれ」です。
中国語では「酱 jiàng(ジャン)」と呼ばれ、鍋で煮込んだ具材をこの「酱」に付けて食べるのが一般的です。
多くの火鍋レストランではこの「酱」はセルフ形式で提供されています。
今回の「井格」でも、上の写真のようにセルフ形式で好きなだけ好きな「酱」を作ることができるようになっています。
さまざまな調味料が小分けにされており、そこから自分の好きなものを選んで「オリジナルの酱」で食べるのが中国人の食べ方です。
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重慶の火鍋はごま油につけて食べる!
重慶火鍋で特徴的なのは、この「酱」として、大量のごま油につけて食べること。
生粋の重慶っ子は
- 刻んだ生のニンニク
- ごま油
の2つだけを小皿にいれて、それに付けて食べるそうです。
上の写真はそれを真似してみたもの。
ニンニクもごま油もどちらも「大量」に入れます(笑)
初めて重慶火鍋を食べたときは、そのお店だけがオリジナルでごま油をたれとして使うのかと思っていましたが、重慶火鍋といえばごま油に付けるところが多いようです。
もちろんこの「井格」ではごま油だけではなく、上の写真のようにたくさんの種類があるので、お好みで「酱」をつくれるのでご安心を。
逆に、中国人としては「すき焼きを生卵につけて食べる」という方がよほど信じられないかな、と思ったりします。
中国人は生の卵は絶対に食べませんから・・・笑
その味は・・・意外とぺろっと!
肝心の味ですが、かなり美味しかったです!
ごま油に浸して食べるなんて・・・とは日本人なので思いましたが、実際食べてみると意外とあっさりしていてけっこう食べられちゃいます。
ごま油は1缶60ml入っているのですが、ぺろっと食べちゃいました。
私は油っぽさには敏感な方だと思いますが、嫌らしい油っこさのようなものはまったく感じませんでした。
しかも今回来店したときはあまりお腹は減っていなかったのですが、油が食欲をそそるのか、結果的にはたくさん食べてしまいました。
にんにくは生なので、さすがに少し口に匂いが残りはしますが、それほど強く残るわけでもなく、食後もすっきりした感じでした。
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鍋のかたちが特徴的:仕切りや2つや9つ
2つに分かれているタイプ
中国の火鍋では、ひとつの味のスープだけということは少ないです。
一番よく見かけるのは、大きな鍋の中身が2つに区切られていて、違う味のスープで楽しむタイプ。
これは重慶火鍋も同じ。
写真のように2つに区切られている鍋は「鸳鸯锅 yuān yāng guō(ユエンヤングオ)」と言われ、火鍋屋でもっともよく見かけるタイプです。
9つに分けられているタイプ:九宮格
重慶火鍋で特徴的なのは、鍋の中が9つに分けられているタイプがあること。
どうやら9つに分けている敷居は中でつながっているようで、味としては1つみたいです。
じゃあなんで9つに分けてるの?という疑問には明確な答えはないようで、
- 自分が食べたいものを目の前に入れられるので分かりやすい
- 鍋のなかで食べたいものが行方不明になりにくい
などと言われているようです。
とにかく辛い、ただ日本人でもいける味付け
重慶といえば辛いものを食べる地域として知られています。
正確にいえば、辛いだけではなく、山椒のしびれる味も含んだ「麻辣」の味を好んで食べます。
麻婆豆腐の「麻」は、山椒のしびれる味を意味していますが、本場の「しびれ感」は日本では普通は味わえません。
慣れていないと舌がしばらくしびれて何の味も感じなくなるほど強いものです。
重慶火鍋も同様で、辛さとしびれ味をあわせた「麻辣」味が基本です。
唐辛子と山椒の実がまるごと大量に入っています。
今回の「井格」も「麻辣」味が一番おすすめとされていますが、北京ベースで発展したためか「麻辣」味は比較的マイルドに抑えられているように思いました。
日本人でも、辛いのが平気な人は食べられる味付けになっています。
もし辛すぎるのが怖い場合には、辛いのと辛くないのに分けられたものを頼むのが無難ですかね(笑)
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まとめ:重慶火鍋はおすすめ
- 普通の火鍋に飽きてしまった人
- ちょっと変わった火鍋を食べてみたい人
には特におすすめしたい重慶火鍋の専門チェーン店「井格」。
実際、浙江省義烏市でも重慶火鍋は珍しいことも手伝って、このお店はオープン以来連日行列ができているようです。
上海や北京などの大都市には店舗数も増えているみたいなので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
ごま油につけて食べる感覚にやみつきになってしまうかも(笑)
それでは今回はこの辺で!
再见!
おまけ:日本で火鍋を食べるなら・・・
日本で中国風火鍋を味わいたい方は、最近流行っている「海底捞」がおすすめです。
ただここは重慶火鍋ではなく普通の中国風火鍋です。
お客さんは中国人ばかりですが・・・笑
それだけに本場の中国の火鍋に近いものが味わえます。
在日の中国人に絶大な人気があるようです。 私が来店したときも、お客さんは8割以上中国人でした。店員はほぼ100%中国人。
そのため(?)なぜか私と店員とのやりとりは、どの店員ともすべて中国語でのやりとりでした・・・。