中国深センでゲノム編集によって遺伝子操作され、HIV免疫をもった双子女子が誕生したと発表されました。
このことについて、weibo(微博)でどんな反応があるのかを簡単にまとめてみました。
いいねが多くついているコメントをランダムに抜粋し、翻訳しました。
中国国内でのネット上のコメント・反応
- 技術は突破していない、倫理のベースラインは突破した
- きちんと調査してください。こうした医学倫理に違反するような実験がどうして行われたのか。これってほとんど反人類罪といっていいでしょ?
- これがただの学術的な偽物であることを初めて心から期待しています
- 倫理のベースラインが守られることを期待します
- 午前中には良いことだと言われ(報道され)、午後には調査だと言われる、今日は本当に奇妙な一日だ
- この人(発表した研究者)は狂ったのか?
- 「私たちの技術がすごくない」というだけではなく「私たちは倫理のベースラインを違反した」ということがこの双子の研究を生み出した
- この二人の子ども?はどうなるの?
- 活きた人間の実験を持ち出して、なにを広く宣揚しているのだろう?
- お金持ちは自分の子供をスーパーマンのようにし、永遠に死なず、病気もせず、頭もよい。お金のない貧しい人は一生、奴隷となるということか
- こうした方法はアメリカでは禁止されていて,それが倫理的であれ人道的であれ、法律の規制がなくても慎むべきことであるし、大きく誇らしげに宣伝すべきことでもない
- なんで(その研究者を)捕まえないの?ちょっと妙だよ
- 遺伝子のコントロールを失うことは人類を滅亡に導く
- 彼(その研究者)は何をしてるの?スーパーマンをつくる?スパイダーマン?それとも国家戦士?
- これは衛生保健局が調査するだけではなく、公安局(警察)も同時に調査し、二人の子どもは実在するのか、もし実在するのなら両親はこの実験にどう答えるのか、騙されたりしなかったのかを調査することを提案する
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その日のうちに当局介入まで進む
上のコメントの1つにあるように、世界初ということもあり研究結果は当初、大々的に公表されました。
しかし、ネット上から批判・非難・不支持の声が大きくなり、発表されたその日のうちに当局が調査に乗り出したという経緯です。
ネット上では、数万件のコメントやいいねが付けられていますが、そのどれもが「不支持」を表明するもので、「賛成」や「支持」のコメントはあったとしても埋もれてしまってほとんど見当たりません。
発表者である賀建奎准教授が在籍する南方科技大学も、実験が行われた病院もどちらも関与を否定しているようです。