中国では肉はまず洗ってから、ホテルのトイレはまず消毒してから

こんにちは!kammyです。

まずトイレの消毒を

「まずトイレを消毒してあげるわ」

と言って、義理の母がバスルームに入って行きました。

場所は旅行先である江西省のホテル。親戚の結婚式のために近くの町のホテルに泊まったときのことです。

部屋自体は義理の両親とは別だったのですが、子ども2人を含む荷物が多かったので、部屋まで来てもらったのです。

部屋に入るなり最初に言ったのが上のセリフでした。

外出先のホテルに泊まるときは、義理の母は必ずトイレをまず消毒します。

消毒といっても沸かした熱湯をトイレの便器にかけるだけで、もちろんホテル側がやる通常の清掃は終わっている部屋を案内されているわけですが、まぁそれを信じてないといえばいいのでしょうか。

「消毒済み」と書かれた紙切れがつけてあっても関係なく、汚いことを前提として消毒をします。

備え付けのタオルもできるだけ使いません。

どこを拭いたものか分からないし、洗濯はしてあるだろうけれど綺麗になっている保証はないからです。

荷物になったとしてもできるだけ家のタオルを持って来て、それを使う。

特に子どもにはそれを使わせます。つまり、基本的にホテルの清掃を信じていません。

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なぜ備え付けのタオルを使わないのか?

タオルは分かりやすい気がします。

本当にどこを拭いたか分からないし、予想だにしないところを拭かれている可能性があるわけです。

うまい例が出せませんが、中国の生の生活を見ていると、ホテルのタオルがすごい使われ方をしていることがあると思います。

日本人であれば、ホテルの部屋が綺麗に掃除されていることは信じているし、おそらく実際にそうでしょう。

タオルもほとんどの場合は拭くべきものが拭かれるだけで、比較的綺麗に使われ、洗濯もきちんとされる。

そうはいかないことが多いのが中国です。

知らない相手を信じないと言えば聞こえは悪いですが、基本的にはそういうことになります。

自分の身は自分で守る必要があると考えているとも言えます。

何かよくないことが起きたときに、自分で自分を守ることが自然なわけです。

日本に比べたら、中国には本当にいろんな人がいます。

民族的にもそうですし、所得階層的にもそう。

習慣や風習の違いの幅も、日本よりも大きいと思います。

そういう背景があって、義理の母はホテルの便器を消毒し、家から持参したタオルを使います。

まず肉は洗ってから料理

同じような理由でしょうか。買ってきたお肉はまず洗ってから使います。

妻(中国人)と生活をし始めたときのこと。

彼女が料理の準備のときに、スーパーで買ってきたお肉を、流水でゴシゴシと洗うのを見て驚きました。

義理の母や親戚もみな洗います。

「日本でもあなたの実家だけお肉を洗わないんじゃないの?」

そう言われて、もしかしたら我が実家のみ、肉を洗わないで今まで調理してきたのか!?

そう思ってドキドキしながらGoogleさんに聞いてみたところ、日本では洗わないのがやっぱり普通でした。

そういえば家庭科の授業でもお肉を洗うことは習わなかった(笑)

市場の肉屋は、あまり衛生的には見えない環境のことが多いです。

さらに、上記のホテルと似たような理由で、手元に届くまでにどのような環境でその肉がさばかれてきたのか分かりません。

日本は、悪く言えばぬるい環境、良く言えばとても恵まれている環境だなとつくづく思います。

 

さて、日本と中国にはほかにも生活上の違いがたくさんあります。

中国の生活全般については「生活習慣・文化・風習における日本との違い」にまとめたので、ぜひあわせてご覧ください!

中国の野菜を売る市場

中国での生活は日本とどう違う?習慣・文化・風習の違いをまとめました

2018年9月26日

豚肉を中心に売る市場内のお店。 お肉をより新鮮に見せるため、赤いライトを使っています。

こちらは鶏肉を売るお店

市場はこうした屋外も多いです。 目の前で欲しい量をカットしてくれて量り売り。 お肉を洗いたくなる理由が分かる気がします。

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