こんにちは!kammyです。
人口が約10倍ということ
中国にいると、都市というものの概念を少し変えたほうがいいと思うことがあります。
人口が大雑把に日本の約10倍はいるので、それを基準に考え直すと、いろいろと筋が通るかなと思ったりします。
たとえば、中国には常住人口が1000万人を超える市が14個あります。
一方で、日本には100万人を超える都市が11個。
中国の「市」と日本のそれは意味合いが違うのですが、まぁ細かいことは語らなければ、だいたい10倍の差があります。
日本では1人が亡くなれば全国ニュースになりますが、中国では10人が亡くなってやっとニュースになる、そんなイメージもあります。
日本のニュースを見ていると、中国のローカルニュースではないかと思われるほど平和な話題が多い。
いや、中国のローカル放送局でも取り上げないだろうというニュースを全国ニュースでやっていたりする(笑)
平和な話題が多いのは人口の差だけではないとは思いますが、人口が約10倍いれば、それだけ多様なことも起きやすいことは確か。
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高速鉄道と新幹線の駅の類似性
人口と近い話題で、鉄道駅の話があります。
日本でいう新幹線のような存在として「高速鉄道」と呼ばれる鉄道があります。
中国語では略して「高鉄 gāo tiě」と言われ、ここ10年くらいの間に急速に発展しました。
この高速鉄道、その駅も日本の新幹線と似たところがあります。
日本では、在来の鉄道よりも新しくできたために、たとえば横浜なら新横浜、大阪なら新大阪というように、新幹線の駅だけ少し違う場所にあることが多いです。
それと同じように、中国でも高速鉄道の駅は、単独で少し離れた場所に設けられていることが多い。
ただ名称については「新」はあまり見たことがなく、新しい名前をつけるか、「東」とか「南」といった方角が使わることが多いような気がします。
杭州東駅
それで、たとえば杭州東駅。
杭州の高速鉄道専用の駅で、名前の通り、杭州市の東のほうにあります。
位置付け的には、日本の新横浜駅あたりに近いように思えます。
杭州は、極端に大きな都市ではないけれども、経済的には発展していて大都市である上海に近い(高速鉄道で約30分)。
上海を東京と見立てれば、距離感的には横浜とかなり近いかなと思ったりします。
さらに、少しおしゃれなイメージがあるところも横浜と似ています。
しかし、その規模については、新横浜の約10倍をイメージをしておくとちょうどいい。
実際、杭州東駅はものすごく大きいです。
先日、タクシーからたまたま降ろされたところが、目的の場所とは正反対の位置にあって歩く必要がありました。
それが遠い遠い・・・。
歩けど歩けどなかなか着かず、本当にあっているのか方向を疑うほどでした。
ホームの数も新横浜と比較するなら10倍くらいはあるんじゃないでしょうか。
杭州東駅には、30何番線まであったように記憶しています。ちなみに新横浜は4番線までです。
どれだけ広いのか、下に写真を載せましたが、人がアリに見えるほどの広さです。
(中国人が大きなもの好きの傾向があるということも、駅の大きさと関係しているとは思います)
日本と中国は、「国」という単位は同じ。
ただ、実際の規模になると中国は約10倍。
きわめて大雑把な考え方ですが、日本と中国をぱっとイメージでつなげて考えるには有用な気がしています。
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