中国は土足文化だけれども、靴を脱ぐ家もある

土足の人と靴下の人が混在する家のなかのようす


こんにちは!kammyです。

中国では、家に入るとき基本的には靴を脱ぎません。

ただ最近は、靴を脱ぐようにしている家もあったりします。

大きな理由は、靴が汚いためそのまま入ると家の中がかなり汚れてしまうからです。

中国にいると、靴の汚れる速度が日本の10倍くらい早い感じがします。

これは舗装されていない道がまだ多いことが原因です。

上海や杭州などの大都市にいけば、ほとんどが舗装されているので、もう少し靴の汚れ具合はましかもしれません。

個人的に面白いなと思うのは、靴を脱ぐようにしてあっても、その脱ぎっぷりが中途半端なことが多いことです。

たとえば、表向きは脱ぐことになっているのだけれど、気がつくと靴下の人と土足のままの人が混在していたりします(下写真)。

これを見かけたときに、なんでこういうことが起きるんだろう?と妙な好奇心がわきました。

靴下の人と土足のままの人が混在するという状況が日本で存在しえるだろうか?

日本だとよほどの特殊ケースを除けばありえないと思うのですが、中国ではけっこう頻繁に見かけるのです。

ええ、知っています、普通の人はこういうところに疑問は持たないことを。

私は少し変わっているのでございます。

話を続けます。

たとえば、来客が来たりすると靴を脱ぐことになっていることを知らず、土足のまま入ってきたりします。

迎える側はそれを言えないというよりも、むしろ脱いでも脱がなくてもどちらでもいいと思っていたりする節があります。

来客の多いときはなんだかんだで床が汚れるので、どちらにしろ後で掃除するし、数人が土足で入って来たところで大きく汚れるわけでもないと考えるおおらかな風土があるからのようにも思えます。

また、靴を脱いでくださいと来客に伝えることは、「あなたの靴は汚い」と伝えるようで憚られるという雰囲気もあります。

そもそも日本のように靴を脱ぐ場所が明確ではない、というのが脱ぎっぷりが中途半端になる大前提かもしれません。

玄関があって上がり框があり、一段上に入ったところからは靴を脱いで、という見た目に明らかな場所が構造上無いわけです。

家の中と外を分けるドアはもちろんありますが、中と外で段差があるわけでもなく、ドアの内側で脱ぐのか外側で脱ぐのかがまず曖昧。

脱ぐ場所がしっかり決められていないのです。

だから土足のまま入ろうと思えば、何の物理的・心理的抵抗もなく入って来られるのです。

日本人としては、靴を脱ぐ場所をしっかりと決めて、どこからが土足厳禁なのか明確な線引きをしたくなる衝動に駆られます(笑)

靴を脱ぐのが目的ではなく、汚れないことが目的なので、靴にかぶせるカバーも多く使われます。

靴をすっぽり覆うようにつくられた不織布やビニール製のもので、色は青や透明が多いです。

外に出るときにはずすのを忘れて、付けっ放しの人もごくごくまれに見かけます。

そして、そのカバーが足りなくなったりすると、カバーがないから土足のままの人、それでもやっぱり靴を脱いでみる人、そしてカバーを付けている人が混在したりします。

ああ、日本では起きないこのカオス。

中国では、汚れないことが目的であって、靴を脱ぐことが目的ではありません。

だから、土足のままの人が少しくらいいたとしても、その汚れなんてたかが知れているし、いざとなったら掃除すればいいとさらっと思っている節があります。

室内用のスリッパに履き替えたりすることもありますが、でもそれは靴底がきれいな土足、という感覚に近いんだろうと思ったりします。

日本人の感覚としては、靴を脱ぐこと自体がすでに当たり前=目的となっています。

だから土足厳禁のところで土足の人がいるととても違和感がある。

でも、室内を汚さないというもともとの目的と、歴史的に中国が土足文化だということ、さらには中国の人の気質を考えるとき、靴下の人と土足の人が混在するという状況も実はけっこう起こり得るのかもしれないと妙に納得したりします。

土足の人と靴下の人が混在する家のなかのようす

靴下の人と、土足のままの人が会話するようす。

本来、家のなかだけで付けるカバーを取り忘れてそのまま外に出て来た義理の母。




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