こんにちは!kammyです。
最近、自分が妙な日本語に飢えていることに気づいてしまい、先日、わざわざ探しに行ってしまいました。
今回見つけた華麗な日本語、商品は「北海道マカロンケーキ」
見た目はまぁ普通のお菓子風。表面の上の部分に
「ナポレオン抹茶味マカロンケーキ」
とあり、その下は
「味が豊富で、外は柔らかくて、あやなす、精緻が小さくて精巧です。」
とあります。
「あやなす」あたりの日本語が臭うなぁと思って裏返すと期待を超える文字列が並んでいました。
マカロン深く皇室愛顧
北海道マカロンは御用を隠して、宮中、
歴代天皇、公家、将軍、名家、茶家御用
デザートなど
来ました来ました、こういうのを私は待っていたんです!(興奮)
細かい表現はここでは置いておくとしても、歴代天皇はさすがにこれを食べないでしょー?
公家とか将軍もさすがにマカロンその時代にないでしょー?
最後にちょっと足してみた感じの「デザートなど」は一体何を意味しているのか、想像力をとても刺激される文末表現です。
さらにこの商品が徹底しているのは、商品詳細の部分も日本語に訳されていること。
製造者の部分は「北海道の食品の場」となっていて、その下にはもう解読不能な日本語が羅列されています。
マカオの製造者らしいのですが、名前はどうやら本当に北海道食品工場。
さらに、箱の一番下に日本語で「電話」と「ホットライン」とあって(なぜかこの日本語はとても正確)、ここにかけたら何が起こるんだろうと想像しながらニヤニヤしてしまいました。
個人的にヒットだったのは、下の「外サクサクジーク」
なんか響きがよくて美味しそう(笑)
でもね、中にはこんな色の商品はひとつも入っていないのです。
確かに中国語で「イメージはあくまで参考」とは書いてはあるのですが・・・
さらに開けてみて驚いたのは、「ナポレオン抹茶味マカロンケーキ」を買ったのに、中身は「ナポレオンパイナップルケーキ味マカロン」と書いてあったこと。
う、商品の味が違う・・・
1箱12元(約200円)だったので交換に行くのも面倒でもういいやと個別包装を開けると、なんと、中身は抹茶!
あいだに挟まれているクリームが緑色なので抹茶で間違いないと思います。
いや、でもこれはもしかしたら、周りのケーキ部分がパイナップル味で、中身のクリームが抹茶(決して抹茶の味はしませんでしたが)という意味なのでしょうか?
もう詳細はホットラインにかけてみるしかなさそうですが、交換されたり、新品がたくさん送られてきても困るので、今回はやめておきます(笑)
購入したのは、輸入品を扱うお店。
これはマカオ産の商品でしたが、タイや韓国などの商品がたくさん並んでいました。
中国語でマカオ産と書いてあって、それっぽい日本語が書いてあればこのレベルでも売れるのか疑問に思ってしまいました。
マカオ産ではなく中国国内産なら、もうこういう商品は駆逐されているレベルだと思います。
中国国内だと日本語を分かる消費者も多くなってきているし、もう少しまともな日本語を使った商品でないと売れないと思います。
味もまずいというのもあります。
マカオという表面上は半ば輸入品という扱いだからこそ、かろうじて生き残れているんだろうなと想像します。
これを買ったのは、お菓子を売るお店がたくさん並ぶ問屋街のようなところ。
中国では「喜糖」といって、おめでたい時にお菓子を配る習慣があります。
箱に数種類のお菓子を詰めて配るのに、こうした輸入物のお菓子が喜ばれたりもします。
日本語がいいイメージで使われて、それで商品が売れるなら嬉しいですが、間違った内容とおいしくない商品だと複雑な気持ちになります(笑)
本当はもう1つ紹介しようと思ったのですが、ひとつの商品でおなかいっぱいになってしまったので、また別の機会に。
コメントを残す