中国語を勉強・学習できるアプリを紹介します。
参考書だけではなく、スマホアプリも上手に使うことですきま時間を利用するなどして効率よく勉強することができます。
また、楽しさを重視したアプリも増えているので、飽きずに中国語に触れ続けることができるという意味でもぜひ参考書などと並行して利用したいところです。
下記では私が実際に使ってみた中国語学習に役立つ厳選おすすめアプリを項目別に紹介していきますね。
※なお、アプリは更新によって内容が変わることもあり、紹介している内容から変更になっている場合があります。ご了承ください。
目次
中国語総合学習用のおすすめアプリ
HelloChinese
ゲーム形式を通して、中国語を楽しく総合的に学べるアプリ。
かなりの優れもので個人的にすごくおすすめです。
リスニング、ライティング、リーディング、スピーキングと総合的に学習できるようにいろいろな問題が工夫されています。
かなり驚いたのが現地の中国人が街角で録音したようなビデオが聞き取り問題として出てくること。
多少はっきり&ゆっくり読んでくれているわけですが、それにしても完全なネイティブスピーカーが例文を目の前で読んでくれるわけです。
こうした短編動画が全部で1000本以上入っているとのこと。す、すごい・・・!
もう1つ大きなポイントが、スピーキングの練習もできるところ。
マイクに向かって例文を読むと、それを採点してくれるのです。独学で勉強している人にとってこれほどありがたい機能はありません(ただし声調は今のところ正しく聞き取ってくれません)。
さらには問題で間違えたところを記録していて、それを組み合わせて問題スキットを作ってくれるのも魅力的です。
また、簡体字と繁体字の切り替えができるので、大陸のみならず香港や台湾での中国語利用を想定している人にも使えるアプリです。

現地のネイティブスピーカーが読み上げる例文。どこで撮ったのかいろんなローカルの人が出てきます(笑)

左側)まるでRPGのようにひとつずつクリアして進んでいきます。 右側)適切な場所選びの問題。その他いろんな種類の問題があります。

左側)文法の説明まできちんとしてくれます。 右側)音だけ流れる例文を復唱して録音するという問題です。流れてくる音声をゆっくりスピードにすることもできます。
中国語への扉
こちらもとても完成度の高いアプリです。
漢字のライティングもあるなど総合的に学べるのがポイント。
ゲーム形式で進めていくので飽きが来にくいし、全体としてのデザインも可愛いのも魅力的。
また、いろいろなゲーム形式の勉強が工夫されていて、すきま時間などに楽しみながら中国語学習をするにはうってつけのアプリです。

左側が通常の画面で、レベルをクリアすると次のステージに進める。右側はいろんなゲームを扱う画面。

左は声調をあてるクイズ。右側はピンインのアルファベットをあてるクイズ。どれもデザインが可愛い(笑)
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中国語会話・単語用のおすすめアプリ
Drops
この単語記憶アプリは超おすすめです。
おすすめ過ぎて別の記事に書きました→中国語の単語勉強アプリ「Drops」楽しくて単語学習が止まらない!
デザインが可愛くて、イメージもつきやすいイラスト付きなのが嬉しいポイントです。
中国語会話

Improving Chinese Listening, Speaking and Reading Skills – Learn Mandarin Chinese Language
ChineseSkill Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
会話形式が1スキットになっていて、その会話を聞いたり、読んだりすることができます。
中国語漢字、ピンイン、音声(機械ではない)はすべて表示され、全部で800を超えるシーン別の会話を無料で聞くことができます(学習の仕方を変える場合には有料)
会話フレーズや日常会話を集中して勉強したい人には、これだけでもかなり勉強になりそうです(ただ、会話文中のそれぞれの日本語や日本語訳をその場で表示させるには有料になります)
すでに中国語をある程度学んだ人や、自分で辞書を引くのが苦にならない人は、無料の範囲でもかなり勉強になると思います。
成句をつかった表現や最近出てきた表現など、会話は自然な範囲でよくつくられている印象があります。音声も自然で綺麗です。
デメリットは単調でイラストなどがないところ。会話を読んでいる音声はそれなりに感情もこもっているのですが、長時間勉強するには向いていないかもしれずすきま時間で学ぶのがよいかもしれません。

レベル別に分かれていて、上級編ではけっこう難しい表現も出てくる。音声は人間が読んでいるので自然。これを聞くだけでも勉強になります。
ALCO
アルクが発行している語学学習用アプリ。
中国語の単語帳である『キクタン』と一緒に使うためのアプリ。
キクタンに入っている単語の音は、このアプリですべて聞くことができるので、CDプレーヤーなどをわざわざ準備する必要なく、スマホから音が聞けるのが嬉しいところ。
スマホから直接音源が聞ける単語帳は、このキクタンが今のところ唯一。
単語に関する参考書はこちらからどうぞ→「中国語の単語勉強におすすめの参考書まとめ」
北京語帳
このアプリがいいのは、自分専用の単語帳をつくれるところです。
単語とその意味は自分で入力する必要があるのですが、逆をいえば、好き勝手に自分の覚えたいものを入れておくことができます。
だから、覚えたい単語が明確な人にとってはかなり有益な使い方ができると思います。
それで、その単語帳を選択して勉強するのですが、まず中国語が表示されて、正しいものを4択から選ぶというもの。
また、みんなの単語帳というところから他の人がつくった単語帳をもらってくることもできます。
いまいちな点は、発音が機械であること。また、イラストなどがまったくないので単調であることです。
ストイックに自分専用の単語帳をつくって覚えたい単語が決まっている人にはいいかもしれません。
mikan中国語
出てくる中国語の単語の意味を4択から答えるというタイプの単語習得アプリです。
単語が出てくるとそれが中国語で読み上げられます(ロボットっぽくなく本物のよう)
回答には時間制限があって、ものすごく短いわけではないですが、ある程度は集中する必要があります。
10単語が1まとまりのテストとなっていて、10個終わると可愛いみかんのキャラクターが褒めてくれます。
「よっ天才kammyきみは本物だね!」
「よっ多才kammy社長さすが!」
といった感じです。悪い気分はしません(笑)
とてもよい機能だと感じるのは、苦手な単語だけを復習できることです。
すでに習った単語を何秒で回答したのかによって下記のように自動で分類してくれます。
- 「完璧に覚えた単語」
- 「ほぼ覚えた単語」
- 「うろ覚えな単語」
- 「苦手な単語」
毎回ちゃんと取り組めば、自分が苦手とする単語が自動的に分かるわけです。
また、勉強した時間と単語数が常にでるのでやる気になるし、達成感があります。
このアプリのいまいちなところは、正しい日本語訳を四択から選ぶという問題形式しかないので、まぐれ正解もありえます。
また全部で1,000単語ほどしかないので、学習レベルによっては少し物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
リスニング・発音用のアプリ
中国語耳ゲー
間違いやすいピンインの発音を聞き分けることを目的とした選択ゲームです。
シンプルで一見ちゃっちい作りに見えますが(失礼)かなり有用です。
たとえば
- 「シャオ」と発音が流れて、それが「xiao」「shao」なのか
- 「ジー」と発音が流れて、それが「ji」なのか「zhi」なのか
を当てるといった感じで、10問で1タームとなっています。
時間制限や出題数制限はなく、気の済むまで取り組めます(笑)
2択問題もしくは4択問題(単語もしくは音節)とゲーム全体の構成は非常に単純ですが意外と勉強になるアプリです。
発音の勉強にもなるし、ピンインの勉強にもなるし、リスニングの勉強にもなります。
発音を勉強したての方にもよいですし、この発音がいまいち苦手という中級者にも面白いアプリ。
NHK語学講座
NHKラジオやテレビを使って学習している人にはおすすめのアプリ。
ラジオストリーミングで、1週間分のラジオ放送をまとめて聞くことができます。
また、「声調確認くん」では、スマホのマイクに向かって例文を読み上げるとそれがどのくらい正しい声調なのかを分析してくれます。
発音の正しさは計測してくれませんが、大事な声調(声のトーン)がどのくらい正しいのかを計測してくれて、それを視覚化してくれるのはかなり便利な機能です。
声調を確認できる例文はそれほど多くはありませんが、独学している人で声調のチェックができない人にとってはたいへんありがたい機能です。

録音したものは黄色の線で示されて、お手本との距離を視覚で確かめることができる優れもの。
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HSK用のアプリ
中国語検定HSK公認単語トレーニング
HSKの単語学習ができるアプリです。
1級から6級まですべての級で必要な単語が級別に分けられて学習できる優れたアプリです。
テストを受けるには有料ですが、単語学習だけであれば無料です。
単語とその日本語訳、その単語を使った例文を確認することができ、音声も聞くことができます。
HSK受験を考えている人にとっては活用必須のアプリ。
HSK Online
こちらもHSKを受けるなら必須のアプリです。
なんと無料で過去問をオンライン上で受けることができます。
聴解、読解、作文の練習問題もついていて、各級ごとに必要な語彙もリストにされています。
700円ちょっとで模試試験を10セット受けることができたりするので、市販の参考書よりもだいぶお得なのではと思います。
翻訳・辞書アプリ
Google翻訳
中国語から日本語、日本語から中国語、どちらも翻訳してくれます。
しかもピンインと音声まで教えてくれるので、とても便利です。
文字をふつうに入力して翻訳してくれるのはもちろん、「カメラ入力」と「手書き入力」もあるのが優れているところ。
カメラ入力とは、カメラで写真を撮るとその中にある文字を読み取って訳してくれる機能。
手書き入力とは、手で書いた文字を翻訳してくれます。看板やメニューで分からないものがあったときにも使える便利な翻訳です。
また、あらかじめダウンロードしておけばオフラインでも使えます。

単語で入力すれば、ピンインが複数ある漢字も正しいピンインを教えてくれます(一文字だけではまだ難しいようです)。上画面では银行と自行车を入力しましたが、「行」をそれぞれ違うピンインをかえしてくれています。また、スピーカーマークを押せば発音もしてくれます。

左画面)写真で撮った場合、文字部分が白枠で認識され、翻訳したいものを選択できます。 右画面)中国語音声で入力した場合、下に日本語が表示されます。
日中中日辞書
日本語から中国語、中国語から日本語、どちらも翻訳してくれます。
入力方法は文字入力のみですが、シンプルな辞書で使い勝手がいいです。
ピンインと例文を掲載しているので、単語の具体的な使い方も分かります。
ただし、オンラインでないと使えません。
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まとめ
中国語を勉強できるアプリは英語に比べれば少ないですが、それでもかなりの数があります。
ここではそれらから厳選しておすすめを紹介しました。
スマホで勉強できると、すきま時間を利用することもでき効率的に勉強できると思います。
自分に合うものを選んで楽しく学習していきたいですね。
なお、他の中国語関連の参考書・アプリについては下記もあわせてご覧ください。
それでは今回はこの辺で。
再见~!