船田秀佳著『中国語は英語と比べて学ぼう』という中国語の参考書を紹介します。
この参考書はこんな人におすすめです。
- 英語の基礎がある人
- 英語が好きで、英語にふれることに抵抗がない人
- 英語も一緒に学んでしまおうという意欲のある人
この本のよいところ・おすすめポイント
例文が1ページ内に上に英語、下に中国語、と並べられています。
右側はそれを基礎として別の例文が4つほど、これも英語と中国語が並べられて紹介されています。
その比較が全80項目解説されているといった内容です。
だから、ぱっと見たときに英語との違いがとても見やすくなっています。
英語との違いと似ているところを説明するなかで、中国語の文法事項についてもさらりと解説していて、無理なく理解が進むように配慮されています。
- 時間を表す「今日」や「先月」は、英語は最後だけど中国語は途中
- be動詞の否定は、be動詞の後ではなく前
- 「何」「なぜ」「誰」をきく疑問文のつくりかたが違う etc…
そういう違い(日本人は英語の基礎があるだけに間違いやすい違い)が分かりやすい。視覚的にも見えやすくなっています。
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この本のいまいちなところ
英語と比較しながら学んでいくので、中国語の文法事項の説明はあまり系統だっているわけではありません。
そのためまったくの初心者にとっては混乱しやすい部分もあるように感じられます。
この本が向いている人、向いてない人
- 英語の基礎がある人
- 英語が好きで、英語にふれることに抵抗がない人
- 英語も一緒に学んでしまおうという意欲のある人
中国語をゼロから学ぶ人には向いてない気がします。
ほかの基礎的な本で中国語の全体像を知ってから補助的なテキストとして、もしくは読み物として読むと中国学習にとっては効果的に思えます。
英語が好きで普段から触れている人にはかなりおすすめできる教材です。
それでは今回はこの辺で。
再见~!
また、実践編というのもあります。