『CD付き ネイティブが教える マンガで身につく!中国語』

CD付き ネイティブが教える マンガで身につく!中国語


『CD付き ネイティブが教える マンガで身につく!中国語』(著者は楊光俊, 李貞愛, 青木隆浩)という中国語の参考書を紹介します。

この本はこんな中国語学習者におすすめです。

  • 初心者でどのテキストにしようか迷っている人
  • できるだけ分かりやすく楽しく学びたい人
  • マンガ形式の学習書が好きな人

分かりやすいし取り組みやすい上に内容は網羅的で深い、という一挙両得の入門書!

初心者にとっては基礎を知って固めるための1冊という意味でおすすめです。

この本のよいところ・おすすめポイント

マンガが織り交ぜられていて読みやすい

随所にマンガが織り込まれているつくりになっています。

王さんという中国人の明るい女性と、青木さんというオタクっぽい男性の2人がメインです。

青木さんは中国語を勉強している最中なので、いろんな間違いをするのですが、それを王さんが訂正するという流れのマンガがたくさん入っています。

漫画だと会話のイメージやシチュエーションが想像しやすいので、意味が簡単に入ってくるし、記憶にも残りやすいです。

見た目の割にかなり深い内容

マンガが多いので、見た目としては軽めの入門書といったイメージです。

しかし、その見た目にだまされるなかれ!

見た目の割にかなり深い内容まで突っ込んで説明してくれていて、このボリュームにしてはかなり網羅的な内容になっています。

というかマンガがなくても十分に深い内容の仕上がりになっています。

たとえばですが、

  • 了の2つの使い方
  • 「和」と「跟」の使い方
  • 相手に応じた年齢の聞き方の違い

などちょっと踏み込んだ内容をさらっと説明していたりします。

ちょっと専門的な内容になりますが、「在」というのは大きく用法が4つあるのですが、それらがきちんと4つ載っていました。

→在の用法についてはこちら:中国語「在」の意味と使い方|進行形・前置詞・動詞・結果補語 

また「把」構文という文法があって入門書には普通載ってないのですが、本書ではさらっと何事もないように説明しています。

つまり、入門書レベルでここまで広く文法事項を紹介する本はほとんどありません。

さらに、今どきのSNSなどに関連した単語や表現も扱っています。

出版から時間がたっている本にはもちろんこうした話題に触れていません(この本は2018年1月出版)。

つまり、幅が広く、奥もそれなりに深いのに取り組みやすい入門書なのです。

物語をベースにして文法をついでに説明

前半で中国語の基礎が説明された後は、文法項目別に目次が進むのではなく、まず物語や話があってそこでの会話をもとに文法を説明していく、というかたちです。

どういうことかというと、

  • 動詞と副詞の位置関係
  • 前置詞の使い方ー在・和・向
  • 副詞の用法ー就の意味と使い方

というような思わず眠ってしまうような目次構成ではないということです。

たとえばChapter7は「恋する中国語」

王さんと青木さんが一緒に海に遊びに行く、という設定の会話がマンガとともに紹介され、その会話に出てくる文法事項を詳しく説明する、という構成になっています。

それからChapter8では日本と中国の習慣の違いを分かりやすく説明しながら、文法事項についても説明していくという一石二鳥的な内容にもなっています。

マンガやストーリーは一見遠回りなように見えて、あとから考えると一番身につきやすい方法のひとつのように思います。

ちなみにこの本の著者は桜美林大学の3人の先生。

メインの先生はNHKラジオの中国語講座を担当したこともあるようで、よく練られた内容はこのあたりに起因するのかなと想像します。

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この本のいまいちなところ

正直なところ、この本のいまいちなところはほとんど思いつきません

初心者向けの入門書としてつくられているので、踏み込んでいるといっても中上級者には知っている内容が多いのも事実です。

ただ、初心者にとってはこの1冊でとりあえずの基礎は十分という気がします。

ひとついまいちというか、希望があるとすれば、マンガの登場人物である王さんと青木さんが、最後にもう一歩からんでほしかった!ということでしょうか。

まぁ余韻を残すああいうかたちも悪くはないのですが・・・詳しくは本書をご覧ください(笑)

この本が向いている人、向いてない人

こんな人にはこの本が向いていると思います。

  • 初心者でどのテキストにしようか迷っている人
  • できるだけ分かりやすく楽しく学びたい人
  • マンガ形式の学習書が好きな人

逆に、体育会系的にガツガツと文法や問題をこなしていきたい!というストイックな人にはそれほど向いていないと思います。

それでは今回はこの辺で。

再见~!




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