こんにちは!kammyです。
中国の方言の話から、片手で数を数える話まで紹介します。
数の数え方さえも違う方言
中国語には、かなりの数の方言があります。
中国全土でみると大きく7つぐらいに分けられるらしいのですが、隣の村でも言葉が違うことがあるようで、厳密に数えたら相当な数になるんじゃないかと思います。
先日、車で30分くらい走ったところにある村に出かけたときのこと。
道が分からず、歩いていた老人に妻(中国人)が話しかけたのですが、その言葉の一部が分からなかったらしいです。
義烏語という方言なので、私には最初から最後まで分からなかったわけですが(笑)、義烏語が分かる妻でさえも、村が違うとその言葉の一部が分からないことがある。
車で30分走るだけで、使っている言葉が一部違うというのは日本ではあり得ないことのような気がします。
同じ方言でもこれだけ違うのですから、方言が違えばもっと違ってきます。
具体的にどのくらい違うかと言えば、数字の数え方さえも違ってくるほどです。
実際、義烏語と中国語の標準語では、たとえば1ー10までの数え方が全然違うのです。
国土的にはヨーロッパがすっぽり入ってしまうサイズですから、ヨーロッパにある言語数と同じくらいの方言数があっても不思議ではありません。
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片手で10まで数える
そうした方言の多さがひとつの原因だと思うのですが、中国の人は指で1から10までの数を数えることができます。
5までなら、日本人も片手で表せますが、6以降は片手では表しません。
中国では、6から10までの数字も片手で表せます。
ネットから持ってきた図があるのですが、興味深いのは、7以降の示し方に何種類かあること。
知り合いの中国人数人に聞いたところ、それぞれ6までは同じ(それでも3は微妙に違ったりしました)なのですが、7から10はとても曖昧。
誰もが自信がなさそうに、たぶんこうなんじゃないかと指を変えたり手をひっくり返してみたり。
10は下図では両手を使っていますが、親指だけを立ててみたり、グーだったりという表現もあるようです。
まとめ
おそらく言語的な違いから数字を片手で示す習慣ができたのだろうと推測します。
ただ、その示し方さえ地方や個人によって違うという話(笑)
中国はことほどさようにバラエティに富んでいるなと思うのでした。
さて、中国人と日本人の違いはここで紹介しただけにとどまりません。
中国人の性格全般については「中国人の性格の特徴」でまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。
また、中国の生活全般については「生活習慣・文化・風習における日本との違い」にまとめました。こちらもあわせてご覧ください!