中国語の「会」の使い方について解説します。
「会」といっても、具体的には動詞の前につけて使われる「会」についてです。
文法的にいえば助動詞の「会」についてということになりますね。
技術や能力があって「できる」場合に、この「会」を使って表現します。
あえて英語でいえば「can」に相当する使い方です。
一番よく使われる例として・・・
wǒ huì jiǎng zhōng wén
我会讲中文
ウォーフイジャンジョンウェン
私は中国語が話せます。
語学は勉強して身につけるものなので「会」が使われます。
(「話す」の表現についてはこちら→「話す・喋る・会話する」の中国語)
その他にどんなときに「会」が使われるでしょうか?
下に「会」を使って表現するものを並べてみました。
どういう「できる」に使うのかをざっと見ることで「会」のイメージがついてくると思います。
「会」の「できる」のイメージがなんとなく掴めましたでしょうか? 「会」の他にも「できる」を意味する中国語がありますが、それらとの違いについては下記記事をご覧ください↓↓ 「できる・できない」を表す3つの中国語表現|会・能・可以の使い分け スポンサーリンク 「会」は可能性をあらわす表現としても使われます。 「〜だろう」「〜なはずだ」「〜するつもりだ」といったやや確信に近い可能性を示したいときに使われます。 míng tiān bú huì xià yǔ 明天不会下雨 ミンティエンプフイシアユー 明日は雨は降らないだろう wǒ bú huì wàng jì nǐ 我不会忘记你 ウォープフイワンジーニー 私はあなたを忘れません。 qiáo běn xiān shēng shì jī qì rén 桥本先生是机器人 チャオベンシエンシャンシジーチーレン 橋本さんはロボットです。 bú huì ba 不会吧! プーフイバ まさか! この「不会吧」というのは、相手の言ったことに対して「まさかそれは違うでしょ」と言いたいときによく使われるフレーズです。 ちょっと信じられないことを聞いたときに反応するリアクション・フレーズとして覚えておきたいうちのひとつですね。 どちらも「私は行きます」という意味をあらわしているのですが、ニュアンスが微妙に違います。 「会」のほうは、気持ち的に行きたいかどうかは別にして、「私は行くことになっている」というニュアンス。 「要」のほうは、気持ち的には行きたいが、行けるかどうかは完全に確証できておらず「私は行こうと思っている」というニュアンスになります。 これは中国人でも迷うくらいなので、そういう違いがあるのかなくらいに思っていてください。 ちなみに、「私は行きたい」とストレートに伝える場合には、 我想去(wǒ xiǎng qù)ウォーシャンチー になります。これは覚えておいたほうがいいですね! 助動詞の「会」の意味としては、 の2つがあることを見てきました。 一度理解してしまえばそれほど難しくはないので、どんどん使って慣れていけるといいですね。 なお、中国語の勉強法については「おすすめの勉強法と参考書・アプリのまとめ」に詳しく書いたのでぜひご覧ください。 また、中国語の文法事項ついては「中国語文法ーその特徴と各項目を総まとめ」にどこよりも分かりやすくまとめているのでぜひご覧ください。 それでは今回はこの辺で。 再见~!
「〜だろう」「〜なはずだ」を意味する「会」
補足:我会去と我要去の違い
まとめ