『新版 中国語入門Q&A101』という中国語の参考書を紹介します。
この参考書はこんな人におすすめです。
- 中国語を学んで小さな疑問がいろいろ出てきた人
- もう少し深く中国語を知りたい人
- 読み物として中国語の豆知識が欲しい人
この本の内容
『月刊中国語』という雑誌に掲載されていた読者から寄せられた中国語に関する質問と回答をまとめたものです。
タイトルのとおり101の質問とその答えが紹介されています。
相原茂先生をはじめとして4人もの中国語研究者が寄ってたかって質問に本気で真摯にこたえるというなんとも贅沢な内容。
(著者は相原茂、木村秀樹、杉村博文、中川正之)
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この本のよいところ・おすすめポイント
興味深いのは、質問の内容が中国語だけにとどまらないこと。
冒頭では、回答はあくまで「ことば」と関わりをもたせて答えるようにしたと書いてありますが、質問内容によっては文化的な違いなどにも話がおよび、面白くてタメになる質疑応答集です。
もちろん中国語に関する純粋な質問も含まれています。
- -nと-ngの区別をおしえてください
- “谁”はsheiかshuiか?
- 量詞の”个”はどこまで使える
などは一通り中国語の基礎を学びおえた人でも気になる点だと思います。
また、純粋に中国語文法や発音にかかわることだけではなく、
- 回文はあるのか
- なぞなぞはあるのか
- 早口言葉は?
といった疑問もあって、単純に興味をそそられる内容になっています。
すべての質問は、中国語学習者からの実際の疑問をとりあげているので当然といえば当然かもしれません。
こうした質疑応答をとおして、中国語に対する理解が深まるのは言うまでもありません。
この本のいまいちなところ
中国語をある程度すでに学んでいることが前提にはなっています。
もちろん知識ゼロでも読めますが、質問の意味や回答の価値が分かりづらいはずです。
だから、中国語の基礎知識を少しもった人が読めば、いまの知識を刺激されてもっと中国語を知りたいと思うようになる気がします。
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この本が向いている人、向いてない人
まとめるとこの本はこんな人に向いています。
- 中国語を学んで小さな疑問がいろいろある人
- もう少し深く中国語を知りたい人
- 読み物として中国語の豆知識が欲しい人
中国語の基礎を勉強しおえて、それを定着させたり、もしくは次のワンステップに進むための起爆剤として(?)の刺激になる本です。
それでは今回はこの辺で。
再见~!