「こんにちは」の中国語表現を紹介しましょう!
「“こんにちは”はニーハオ(你好)でしょ!」
と思った方、正解です(笑)
ただ、それ以外にも「こんにちは」と同じような意味合いで使われる表現がたくさんあります。
目上の人、恋人などの親しい人、友人など相手やシチュエーションによって違う言い回しになります。
目次
nǐ hǎo
你好
ニー ハオ
こんにちは
「你好」は、顔なじみではない人に向かって「こんにちは」というときに使われることが多いです。
すでに親しい関係の人や、家族に対しては使われないややフォーマルな挨拶になります。
お店で「すみません」と呼びかけるときにも「你好」は使えます。
また通りすがりの人に道をたずねたいときなども「你好」で声をかけます。
つまり、知らない人への最初の挨拶・呼びかけとして「你好」は使われています。
>>「すみません」の中国語|レストランの呼声・道を尋ねる等、場面別の使い方
nín hǎo
您好
ニン ハオ
こんにちは
目上の人などに「こんにちは」と伝える場合、「你」を「您」に変えて「您好」となります。
相手が複数の場合には、次のようになります。
nǐ mén hǎo
你们好
ニー メン ハオ
こんにちは
dà jiā hǎo
大家好
ダー ジア ハオ
こんにちは
「大家好」は舞台の上から「みなさん、こんにちは!」と声を掛ける場合に使われます。
相手の人数が分からない場合、というふうにくくってもいいかなと思います。
少しフォーマルな雰囲気を漂わせるという意味では「大家好!」=「みなさん、こんにちは!」といった日本語訳が一番近いでしょうか。
もう少し気軽に言いたいときは「你们好」=「みんな、こんにちは!」となります。
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その人の呼称を呼びかけることで、「こんにちは」の挨拶として使われることも多いです。
たとえば、
という具体的な呼び名を呼ぶということです。
李老师,您好!
李先生、こんにちは!
呼称を呼ぶのは中国的な挨拶のマナーのひとつといえます。
たとえば、小さな子どもがまだうまく挨拶をできないとき。
中国では「叫~!(〜と呼びなさい)」と相手の呼称を子どもに呼ばせるのが一般的です。
日本であれば、「こんにちはって挨拶するのよ、こ・ん・に・ち・は」と母親が子どもに「こんにちは」という固定の挨拶を教えますが、中国では「你好」は教えません。
代わりに呼び名を教えるのが中国式の挨拶・教育です。
より詳しくは下記の記事もご覧ください!
hāi
嗨!
ハイ!
ハイ!
若い層を中心によく使われる表現です。
英語の「Hi」の音を漢字に直しただけで、漢字自体に意味はなく、意味も英語の「Hi」と同じ。
軽い呼びかけの挨拶として使われます。
hā lou
哈喽
ハロー
ハロー
同じく「哈喽」も英語の「Hello」の音を漢字に直しただけ。漢字は当て字なので意味はありません。
「嗨!」「哈喽!」もどちらも「こんにちは」と同じシチュエーションで使われる友人や親しい知人などに向けて使われる表現です。
「你好」は、初対面の相手や知らない第三者相手にしか使いません。では親しい人には?
chī fàn le ma
吃饭了吗 ?
チー ファン ラ マ
ご飯を食べましたか?
親しくなったり顔なじみになったりした場合は、「ご飯食べた?」と聞くことが多いです。
これは「本当にご飯を食べたかどうか」を真剣に聞いているわけではありません。
一種の決まりきった挨拶の言い回しになるので、意味はあまり考えずに使いましょう。
だから、
「ごはん何食べったっけなぁ、えーっと餃子を食べて、白酒飲んで・・・」
などと考えることなく、条件反射的に答えられるようになるといいですね。
答えとしては、「吃过了(chī guò le:チーグオラ)」もしくは「还没有(hái méi yǒu:ハイメイヨー)」あたりになります。
shàng bān ma
上班吗 ?
シャン バン マ
お仕事ですか?
nǐ chū qù má
你出去吗?
ニーチューチーマ
おでかけですか?
挨拶の代わりとして、「相手の行動を具体的に描写する表現」が使われることがあります。
「上班吗 ?」も「你出去吗?」も相手の具体的な行動をさしていますが、真剣な質問ではなくあくまで挨拶代わりです。
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というのが無難な(?)まとめでしょうか。
状況やシチュエーションにあわせてうまく使えるようになるといいですね!
なお、挨拶全般については「中国語の挨拶の総まとめ」にまとめたのでぜひご覧ください。
その他中国語に関する各種まとめ記事もあわせてご覧ください。
今回はこの辺で。
再见~!