こんにちは!kammyです。
「すごく流行ってる日本のゲームがあるよ。知ってる?」
タクシーの運転手にそう聞かれました。
私が日本人だと知った運転手が、そう言ってきたのです。
幸い、私の中国語の発音で日本人とバレたわけではなく、話の流れで私から自分が日本人だと伝えたのでした。
ただ、なぜかよく広東人とは間違えられますが(笑)
中国語を少し流暢に話せれば、日本人だとバレる(?)ことはありません。
このブログでも何度か紹介していますが、中国には数多くの方言があります。
標準語を話していても、地方によってはかなりのなまりがあって、慣れないと聞き取れないことも多いです。
若い人はまだいいのです。
学校では標準語だし、テレビなどのメディアも標準語で育ってきた世代です。
なまりもそれほど強くありません。経験的には、50代から上の世代は各地方のなまりが強い傾向があります。
最近おとずれた重慶でもおばさん、おじさんが話す中国語は、「これは標準語なのか?」と思うほどなまっていました。
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さて、タクシーの運転手が話した日本発のゲームは「旅かえる」というゲーム。
その時点で私は知らなかったのですが、すぐにダウンロードして見てみました。
ここ1−2週間で中国で爆発的に流行りだしたスマホのゲームです。
浙江省義烏市の親戚に聞いてみると、すでに皆知っていて、ダウンロード済みでした。
どんなゲームかというと、一匹のかえるを育てるシミュレーションゲームです。
ご飯や道具を準備すると、かえるは旅立ちます。
旅行先から写真を送ってきたり、お土産を買ってきたりしてくれます。
それだけのゲームで、プレーヤーとして操作することはあまりありません。
「待ち」の時間が多いゲームで、達成感ややりがいのようなものはありませんが、キャラクターやイラストが可愛く、癒し的なゆるい雰囲気があります。
これが急速に広がったのは、どうやら中国版LINEのウィーチャット(微信:WeChat)を通じた影響が大きいようです。
広がりのスピード感が恐ろしいほどです。
本当にあっという間に多くの人の知るところとなり、一瞬にして“流行り”が発生します。
日本では、これほどスピードで外国のものが広がることがあるでしょうか?
具体的な証拠はありませんが、中国の方がこうしたスピードは早いように感じます。
この「旅かえる」が爆発的に普及した具体的な理由はよく分かりません。
同じようなゲームはそれほど星の数ほどありそうだからです。
誰か有名人が紹介したのかもしれません。広がりの理由はまだはっきりしません。
多くの中国人は、日本語版で遊んでいるようです。
書いてある日本語の意味が分からず、私にその意味を聞いてきた親戚もいます。
中国語版もすでに普及してはいます。
ただ、“本物志向”の中国人は、日本語版で遊んでいるような雰囲気があります。
タクシーの運転手も、親戚も日本語版で遊んでいました。
分からない単語は意味を推測しながら遊んでいるのです。
急速にブームが作り出されるのには、スマホの存在がかなり大きいと思います。
スマホの利用度が高い中国では、こうした流行りが発生するスピードも早いのでしょう。