中国ではスマホだけでどれだけ生活できるかースマホ決済・キャッシュレスの仕組みも解説

中国の2大スマホ決済:ウィーチャットとアリペイ

こんにちは!kammyです。

4月21日(土)のNHKラジオ「ちきゅうラジオ」に出演します!

でも、まだ詳しく何時ごろか分かりません。

話す内容も細かいところまでは、まだきちんと決められていません。大丈夫なんでしょうか(笑)

自分でも本当に出演するのか分からないほどですが、番組ホームページにはそう書いてあるので、たぶん出るんでしょう(笑)

スマホだけでどれだけ生活できるか

話すテーマは、「今の中国ではスマホだけでどれだけ生活できるか」を予定しています。

ここ1年くらい、各種メディアで中国でのスマホを使った便利さが紹介されるようになってきています。

ただ、それでもまだ知らない人が多いと思うし、状況はものすごいスピードで変わってもいます。

具体的にどこで使えるのか?

では、どんなところでスマホ決済が使えるのか?

結論からいえば、使えないところを探すのが難しいくらい普及しています

お金を使うところではほぼほぼ使えます。

警察が見回りにくると畳んですぐいなくなるような違法屋台でも使えますし、ほかには

  • 病院
  • 鉄道の窓口、車内販売
  • タクシー
  • レストラン・スーパー
  • 露天、小さな屋台、野菜市場
  • 出前

など生活のあらゆる場面で使えます。

また、入学祝いなどのお祝い金とかお年玉もスマホ決済する人もいるようです。

kammy

これだけ普及していても、よく利用する割には実はまだ使えない場所があります。さてどこでしょう?

気になる方は下のリンクをご覧くださいね!

中国で今でもスマホ決済ができないところは?

中国で今でもスマホ決済ができないところは?ーその2

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どうやって使うの?その使用方法

決済用のアプリをスマホにインストールして、そこから支払います。

よくあるのは、店の壁や看板に貼られているQRコードをスマホで読み取ったあとに金額を入力し、パスコードもしくは指紋認証をすることで支払い完了という流れ。

アプリを開いてから最低1タッチで、コードを読み込む画面にいけます。

大きなお店なんかだとこちらが差し出すQRコードを読み込むという方法もあります。

いずれにせよ全然難しくありません。

どんなアプリがあるの?WeChatとAlipay

決済アプリのメインは2種類。

  • ウィーチャット(WeChat:微信)
  • アリペイ(Alipay:支付宝)

前者のウィーチャットは、正確にはウィーチャットペイ(WeChat Pay:微信钱包)というアプリの中のお財布機能を使うかたちです。

LINE Payみたいのをイメージしてもらえばいいでしょうか。

この2種類のアプリで電子決済の90%以上を占めていると新聞で読んだことがあります。

アプリ決済のできるほとんどの店がこの2つのアプリが使えます。

自動販売機の普及もスマホ決済が背景に

上海や杭州では、地下鉄や駅構内、空港などに自動販売機が設置されるようになってきました。

当初は治安がよくなってきたからかと思っていましたが、それよりもスマホ決済の普及が大きいんじゃないかと思っています。

スマホ決済であれば、現金回収のコストが減りますし、何より現金盗難の危険性がありません。

また、偽札の利用を防ぐこともできます。

kammy

盗難の危険があることが自販機が普及しなかった大きな理由だし、逆にその危険性がない日本だからこそ、田舎にいっても自販機が置いてあるわけです。

現在はまだ駅などにしか設置されていませんが、今後は人通りの多い街中などにも設置されていくようになるかもしれません。

先日、上海虹橋駅で利用した自販機はスマホ決済のみでした。

スマホ決済のコーヒーマシン、1杯9.9元

中国で見かけたスマホ決済のみのコーヒーマシン

ある病院内にあったコーヒーの自販機。 スマホ決済のみで、現金は受け付けていません。 ちなみにコーヒー1杯9.9元 この9.9という価格設定も、スマホ決済のみだからできること。

それから、その場でコーヒーを作り出す自販機もスマホ決済のみのものを見かけました。

面白かったのはその価格設定、コーヒー1杯9.9元(約170円)。

9.9という価格設定はスマホ決済ならではだなと思いました。

お釣りが必要な現金を受け付けていたら、この価格設定はできず10元になるでしょう。

現金を受け付けない自販機なんて、日本人的感覚だとちょっと想像しづらいですが、現在の中国では当然の方向といえます。

kammy

この自販機で今だに慣れないのは、手元のスマホを操作すると、目の前の自販機からガタンと飲み物が落ちてくること。

日本だと自販機にスマホをかざすので、自販機を操作している感覚があるのですが、中国の自販機は、手元のスマホを操作していると目の前の自販機が反応するので少し違和感があります。

シェア自転車も自販機に似ていて、手元のスマホを操作していると、目の前の自転車のロックがカシャンと外れます。

誰かがどこかから見ているんじゃないかとつい周囲を見回したくなります(笑)

地下鉄もスマホ決済が普及

また、杭州の地下鉄はつい最近、すべての駅の改札がスマホ決済ができるようになり、ものすごい勢いでスマホ乗車が増えています。

以前は切符を買うのに販売機の前に並ぶ列がよく見られたが、それもかなり緩和されてきたようです。

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現地の中国人の反応は?

中国人も変化の速さに驚いているようです。

「スマホを忘れたり充電が不足していたりすると不便。充電器は必須」と話していた知人もいました。

実際、街なかにスマホを充電できる場所は増えていますし、レストランでも設置するところがかなり多くなりました。

ここ数年海外で暮らしていた中国人は、「知らない間にスマホ決済が普及していてすごく驚いた」と浦島太郎的な感覚になったことを言っていた。

また、日本に住んでいる中国人と話したとき「日本は現金決済のみの店が多くてとても不便。出前も気軽に頼めないし、タクシーも簡単に呼べない」と言っていました。

日本人観光客は現地で使えるの?

観光客のひとが中国でスマホ決済をすぐに利用するのは今のところ難しいです。

スマホ決済をするには、現地で電話番号を用意したり、銀行口座を開いたりする必要があるからです。

ただ、日本のお店でも主として中国人観光客のかた向けにウィーチャット(WeChat:微信)やアリペイ(Alipay:支付宝)で支払いができるお店が急速に増えています。

近いうちに日本人でも気軽に使えるようになるのでは?なんて期待しています。

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スマホ決済が多くて危険はない?

スマホ決済がこれだけ普及して、リスクや支障はないのでしょうか?

当たり前ですがゼロではありません(笑)

たとえば、支払い完了のニセ画面をつくって払ったことにする詐欺があったり、スマホの情報を何らかのかたちで読み取って詐欺的に資金移動したりと、マイナス面もゼロではありません。

ただ、そうしたマイナス面を補って余りあるほど便利になったことは嬉しいことです。

いかにスマホ決済の導入が簡単とはいえ、そのリスクを重く見ず、変化を柔軟に素早く許容していく中国人の姿勢というのは個人的に興味深いと思います。

まとめ:スマホが「あったら便利」から「ないと困る」時代に

中国でスマホ決済を使ってみたくなってきました?(笑)

これだけいろんなところで使えるようになることを誰が予想したでしょうか?

中国では、スマホは「あったら便利」の時代から「なくては困る」時代になっています。

今後もきっとスマホを使った新しいサービスがたくさん生まれていくでしょう。

楽しみですね〜!

さて、中国での生活全般については「生活習慣・文化・風習における日本との違い」にまとめたのであわせてご覧ください!

また、中国人の性格全般については「中国人の性格の特徴」でまとめています。こちらもぜひご覧ください!

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それでは今回はこの辺で!

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