写真は、食用のセミ(蝉)です。
頭と足はとってあり、胴体だけのようでした。
このお店の食べ方は、油で揚げてあるのかカリッとしていて、特に臭みなどはありませんでした。
強く味付けしてあって、ビールの肴にちょうどいい感じ。変な味はせず、セミと言われなければ分かりません。
「食用」と書きましたが、食用ではないのものと違いはないように思います。
以前、近郊の村に遊びにいったときに、セミを収穫(?)しているところを見ました。
捕獲してきた大量のセミが大きな網に入っていて、そこに手を突っ込んで一匹ずつ処理をしていました。
処理とは、羽をとって飛べないようにして別の容器に入れることです(おなかの辺りにある鳴く部分も取っていたように記憶しています)。
その作業中、手元のセミがそれはもう激しくジージー鳴くので、痛々しい印象が強く残っています。
鳴かなければそうでもないのでしょうが、近くで大量に鳴かれるとインパクトがものすごいです。
イナゴを食べるように、夏のタンパク源としてセミも食べられていたのだろうと思います。
誤解のないように書いておくと、中国のどこのレストランでもあるわけではなく、ローカルの特定のところでしかセミはメニューにありません(笑)