中国語の入門書はたくさん出版されています。
ローカルな本屋には少ないですが、都会の大型書店にいけば1棚まるごと中国語ということもあります。
これだけあると「どの入門書がいいのか分からない・・・」と途方にくれる方も多いはず。
ここでは中国語に約20年近くかかわり同時に勉強もしてきた私がおすすめの3冊を紹介します。
発音、文法、基本フレーズなどの中国語の基本を一通り学べる本を総合入門書としています。
それぞれの項目(単語や文法等)だけに特化した参考書は除外した中からの総合入門書の厳選3冊です!
目次
中国語教育の第一人者である相原茂先生が書かれた中国語の入門書。
相原先生が書かれた本ということだけで間違いないと思って大丈夫というくらいに私は思っています。
知らない人のために書いておくと・・・中国語を学ぶ人なら一度はどこかでその名前を知るだろうというくらいの、中国語界隈では知らない人のいない第一人者です。
もちろん(!)NHKの中国語講座も担当されていたこともあります。
単著だけでも30冊以上出されており、中国語の参考書だけではなく中国や中国語に関するエッセイも書かれています。どれも面白くてタメになる内容で、文章もとても分かりやすいです。
さらに本書はオールフルカラー、厚手の高品質の紙、随所に中国のリアルな写真付きと、至れりつくせりの豪華な装丁になっています。
もちろんCD付きなので音声も学べます。
より詳しいレビューはこちらをご覧ください→『必ず話せる中国語入門』
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マンガ形式で説明が進められていきます。
普通、マンガ形式だと絵のスペースが多くなるので、内容が薄くなりがち。
ところがどっこい(この言い方死語?)、この参考書はそんなことがなく深く広く網羅しているのです。
これは私がこのブログを書くためにいろんな参考書を見比べるなかでハッキリしたことです(逆に比べないとぱっと見では分かりません)
たとえば、年齢の聞き方を相手別に紹介していたり、「了」の2通りの使い方にも言及していたり、「在」の使い方は4通りを網羅していたりします。
とにかく普通の入門書では触れないところまで言及されているという意味で、内容が網羅的なのです。
分量の関係でひとつひとつについてそこまで深くは触れていませんが、入門者にとっては十分な内容。普通の入門書ではその存在すら紹介されないことにも言及されています。
そして、マンガ形式というのはやはり取り組みやすいし分かりやすい。
該当の中国語が使われているシーンが想像しやすいので、すっと頭に入ってきます。
これは初学者には体感しづらいことですが、後々になったボディブローのように効いてくるポイントです。
加えて本書のマンガは男女の甘酸っぱい恋愛話もからんでくるので、やる気も出ます!(笑)
また、中国出身の2名を含めて3名で書いている本なので、内容はかなり練られているといっていいと思います。
言うまでもなくCD付き。
より詳しいレビューはこちら→『ネイティブが教える マンガで身につく!中国語』
この「ピカイチ」っていう表現は死語ですかね?(笑)
順序立てて、整理されたかたちで中国語の基本を説明してくれる本です。
本の帯には、
なるほど!こんなにカンタンだったんだ!「わかりやすい」が止まらない!
とありますが、ここに誇張はなくまさにその通りだと思いました。
ちょっと中国語をかじったことがある人でも、これを読めば今までの知識が整理されてすーっと頭に入ってくると思います。
基本のキから説明されていますが、中国語の知識や文法を再整理できるという意味で2冊目としてもおすすめできる本です。
しかも、マンガの吹き出し形式で説明してくれているので、気軽に取り組むことができます。
机に座ってじーっと参考書とにらめっこしなくてもいい本です(笑)そのくせ中国語に関する基本がすべて整理されている、というお得な参考書。
もちろんCD付きです。
より詳しいレビューはこちら→『世界でいちばんやさしい中国語の授業』
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3冊ともどれもとてもよい入門書なので、どれが1番とは付け難いのが心苦しいところです。
それぞれ説明の方法や順序が違うので、合う合わないはあるはず。
余裕があってやる気のある人は3冊買っちゃってもいいくらいですよ!笑
なお、他の中国語関連の参考書については下記もあわせてご覧ください。
それでは今回はこの辺で。
再见~!