中国語文法を学ぶための参考書を紹介します。
入門書を1冊やるなどして、少し中国語の基礎がある人向けの参考書になります。
おすすめの勉強法は、下で紹介する『ゼロからスタート中国語』をやった後に、『快速マスター』もしくは『本気で学ぶ』のどちらかをやるのが理想的です。
ただ、入門書が1冊終わっていれば、基本的にはどこから入ってもよいとは思います。
中国語の文法は一部をのぞいてそれほど複雑ではありません(中国語の文法について)
赤いほうの「文法編」がより基礎的な文法事項について。
黄色いほうの「文法応用編」はその続編ともいえる内容でさらに一歩すすんだ文法についてです。
赤い「文法編」については『新ゼロからスタート中国語 文法編』にレビューを書いたのであわせてご覧ください。
「ゼロからスタート」という本タイトルではありますが、入門書を一冊終えてからのほうが取り組みやすいと思います。
全体としては比較的ポップなつくりですが、基礎があったほうがスムーズに学習できるからです。
「文法編」「文法応用編」とあわせて2冊をやれば基本的な文法事項はおさえられます。
中国語検定でいえば3級に挑戦できるくらいのレベルになるでしょうか。
「文法応用編」のほうでも、ものすごく詳しくはないですが、使役・受け身・補語など一通りの文法事項は網羅できます。
各項目には練習問題付きです。
スポンサーリンク
「これ一冊で!基礎を固める」と表紙にありますが、まさにそんな感じの参考書です。
上で紹介した『ゼロからスタート』の2冊をやってから、こちらに取り組むのが理想的だと思います。
内容がこちらのほうが深く広く紹介されているからです。
ただ、余裕のない人や時間的に急ぎたい人、ガチで本気のやる気のある人はこちらに早速取り掛かっていいと思います。
ただ、まったくのゼロの人向けではなく、少なくとも入門書レベルは1冊通してやっておかないと厳しいです。→入門書のおすすめ
内容は文法項目別に紹介されているので、あとあと見返したり他の参考書で分からなかったことを辞書的に調べるのにも適しています。
初級者・中級者の「なぜ」に一通り答えてくれる網羅的な内容になっています。
練習問題はありません(個人的にはないほうが好きです:笑)
下で紹介する『本気で〜』よりも薄手なので取り組みやすさがあるかもしれません。
上の『快速マスター』と同じで、まったく初めての人には向いていません。
少なくとも入門書を1冊やってから取り掛かりたい参考書です。
内容は黒文字一色で、しかも分厚く(約2.5cm)、まったく色気を感じさせない参考書になっています(笑)
タイトル通り本気(マジ)でやりたい人には最適だと思います。
ただ内容はまず各章冒頭に会話文があって、それに付随した新単語や説明を加えていくというかたちなので、分厚いわりには比較的すらすらと進めることができると思います。
例文も多く、練習問題もそれぞれについています。
また、続編として「中級」と「上級」もあるので、もっと深く学びたい人にも親切なシリーズ本になっています。
スポンサーリンク
中国語の文法書といったらはずせないのがこの本です。
絶対的におすすめしたい鉄板の文法書なのですが、最初から通して読むには向いていないと思います。
辞書的に使うのがおすすめなので、最後に紹介しました。
本気で中国語を学ぼうと決めている人は、最初に買って手元に常に置いておく使い方もあると思います(私はそうしていました)
あとは状況や環境にあわせて、どう進めていくかですかね。
冒頭でも触れましたが、中国語の文法は一部をのぞいてそれほど難しくはありません(中国語の文法について)
とにかく知っている単語を増やせば=語彙力があがれば中国語のレベルがあがっているということは少なくないです(単語の参考書について)
だから上の文法書を難しく感じたとしても安心してくださいね。より重点を置くべきは単語とリスニングだと思います。
最後に少しだけ余談を。
「参考書挫折」は大歓迎しましょう!(笑)
途中でできなくなってしまっても、世の中にはたくさんの参考書があります。
もちろんここで紹介した以外にもよい参考書はたくさんあります。
合う合わないは必ず出てくると思うので、諦めずに続けていくことが中国語上達への遠いけれども一番近い道だと思います。
なお、他の中国語関連の参考書については下記もあわせてご覧ください。
それでは今回はこの辺で。
再见~!