こんにちは!kammyです。
今回は先日訪れた中国の田舎を紹介しようと思います。
中国の田舎ってどんなイメージがありますか?
「なんか貧しくて、生活が大変で、汚くて、雑多で・・・」
いろいろとイメージはあるかと思います。だいたい間違ってません(笑)
ただ、田舎といってもいろいろと定義はあると思います。
しかも中国はほんとうに広くて、いろんな場所があります。
だから、ここで紹介するのはあくまで中国の田舎のほんの一例だということは知っておいてください。
下のほうに写真もたくさん載せたので見てみてください。
場所は、江西省の農村。
江西省とは沿岸部から少し内側にはいったところにある省で、ざっくりとGDPだけでみたら、全国で下から3分の1くらい。
単純に日本でいえば、富山県・岩手県・長崎県あたりの位置づけでしょうか。まぁ超ウルトラざっくりGDPの順番をみただけですよ。
村の人で貧しい人になると、1年間だいたい5−6万円で暮らしていると言っていました。
農村で食べ物がある程度あるなら、そのくらいの現金収入でもいけるとは思います。
ただ、中国全土でみたら最貧困レベルの村ではないはずです。
またざっくり感に戻りますが、中国全土でみたら下から3分の1くらいだろうと推測します。
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周りは畑と森に囲まれた風光明媚な田舎村です。
街道から村までの道が舗装されたのがここ一年以内のこと。
まだ完成はしていないのですが、それまではガタガタの泥道を車で30分は進まないと入れない場所でした。
村の住人は204人。一桁まで細かく出せるほどの少人数です(笑)
今日起きた出来事は、明日になると村人全員が知っている、という近さで暮らしています。
今どき珍しく携帯の電波もあまり入りません。
スマホがこれだけ普及している中国では、かなりの田舎、山奥といってもいいと思います。
ここに訪れた日本人は、村の歴史上、いたとしても片手で数えられるんじゃないでしょうか?
もしかしたら、私が初めての日本人かもしれません(笑)
さて、その村の周りを散策してみました。
豊かな自然が維持されたとても綺麗な風景が広がっていました。
中国でも農村部にはまだ手のつけられていない自然が残っている場所があるんだと体感しました。
大気汚染や環境汚染はもちろん深刻ですが、そんな問題とはほぼ無縁の場所も広い中国にはたくさんあるのです(といってもここでも何かしらの環境問題はあると思います)。
この村の周辺には人がほとんど入らない場所が多いので、ゴミも少なく綺麗です。
人が多くなるとゴミが多くなって汚くなるのが中国の難しいところ。
日本はたとえ人がたくさん入ってきたとしてもどこでも綺麗な状態に変わりはありませんが、中国は人が入って来るとあっという間に汚くなる傾向があります(笑)
さて、その村の内部。端から端まで歩いても10分かからないくらいの広さです。
数年前にこの村に一度来たことがあるのですが、その時は汚くて古い家がたくさんありました。
今回は、その多くが新しくなるか綺麗に改装されていました。
(新しく壁を塗り直すときは補助が出たりと政府の後押しもあるようです)
道の舗装といい、村人の家や生活といい、経済発展の恩恵のようなものが、数十年かけてやっとこうした辺鄙な田舎村にもやってきた、と言ってもいいのかもしれません。
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こんな辺鄙なところに来たのは、親戚の結婚式のため。
この村出身の女性と、妻の親戚(いとこ)が結婚したからです。
彼女は、10年ほど前に浙江省義烏市に働きに出てきました。
そして働いていたときに今の夫=妻の親戚に出会ったようです。
江西省、特に農村部の若い人たちは進学や就職をきっかけにより大きな都市や沿岸部に出て行きます。
内陸の地域は、沿岸部に比べれば貧しい地域が多く、働く場所も少ないからです。
その女性は、出てきた浙江省でうまく男を捕まえて結婚できたということになります。
今はBMWを運転するというチャイナドリーム的な生活をしています(笑)
この地域の結婚式は、正式には3日間にも渡って行われます。
さすが田舎村といえる長さです。そのようすはまた別記事で紹介しています。
村の知り合いが、電気ショックで魚をとってくれました。
詳しくは下記をご覧ください。
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