こんにちは!kammyです。
中国では、ザリガニを食べる習慣があります。
街の繁華街にもザリガニ店が何軒も並んでいる通りがあったりして、特に珍しい食べ物でもなく、現地の人はたまに食べにいく感じの食べ物です。
昨夜、私も連れられて食べに行きました。
いわゆるアメリカザリガニという品種になるんでしょうか。
少し赤みがかったザリガニで、お店にもよるかと思いますが、日本の川などにいるものよりも少し大きめのような感じがしました。
下の写真のように綺麗に並べられて出てきます。
エビやカニと同じように火を通すと赤くなるようで、ずらっと並んだザリガニは見栄えがあります。
今回食べたのは蒸されたものです。
生きている状態で蒸し器に入れられて、蒸しあがったら綺麗に並び替えられるのでしょう。
蒸し器の中でまだごちゃごちゃと動いているザリガニが蒸されていくのを想像したら、何だか少しダウンな気分になりました。
味は、普通のエビとほぼ同じで、弾力性はより強いかもしれません。
尻尾の部分をちぎって殻を剥き、中の身を食べます。
それを酢と醤油を合わせたようなタレに付けて食べるのがオススメ。
味が強いので付けるとほぼそのタレの味になります。
新鮮ではないと臭みがあったりすることもこうしたタレが普及している要因のひとつだと思われます。
唐辛子とニンニクもたぶん入っていて、日本人の口にも合う味。
こうした酢をベースにしたタレは海老や蟹を食べるときも、中国ではよく付けて食べます。
頭の部分は中にカニミソのようなものが入っていてそれも食べられます。珍味的な風味です。
結局十数匹食べましたが、最後までざらっとした違和感が抜けませんでした。
小さい頃に川でとったり、虫かごに入れて育てたりした記憶があるので、あの顔を食卓の上で目の前にすると、「口に入れて食べる」という行為にざらざらとした気持ちがどうしても湧き上がるのです。
頭では「エビとほぼ同じ、淡水にいるエビだ」ということは分かっているし、エビを食べるのは個人的にとても好きで味もまさにその通りなのですが、慣れの問題でしょうか。
最後まで何となく慣れず、食べ終わったザリガニの頭部がテーブルの上にいくつも転がっているのを見ながら、それを食べた自分が自分でないような妙な気分になりました。
数値であえて示せば、見た目は70−80%ぐらいエビ、味は90%ぐらいエビです。
それでも、不思議なざらざらとした感覚が十数匹食べた後も抜けず、食後感としては30%ぐらいエビを食べた感覚でした。
生物学的にはどのくらい近いんでしょうか。ザリガニっていうくらいだからカニに近いんでしょうか。
そもそもどうして日本人はエビもカニもたくさん食べるのに、ザリガニは一匹も食べないんでしょうか?
宇宙人的に見たらどれも甲殻類で、ザリガニは川臭いことがあったりするけれど、それはエビやカニが潮臭いことがあるのと大差なくおアイコ。
見た目的にどれが一番グロいかは主観的問題で判断不能でしょう。
そう考えると、デパ地下で高級○○産ザリガニが売っていてもおかしくないのに実際には手に入らない。
日本人は食の楽しみをひとつを失っている、と言っては言い過ぎでしょうかね。