こんにちは、kammyです!
中国でよく使われている旧暦にも閏年(うるうどし)があります。
ただ、その調整の仕方がちょっと異なります。
日本でふだん使われている西暦における閏年は、4年に1回、二月が29日まであるというかたちで調整しますが、旧暦のおける閏年は、どこかの月がまるまる2回あるというかたちで調整するのが面白いところ。
1日だけではなく、ひとつき分多くなるのです。つまり、旧暦の閏年は、1年が13ヶ月になるということ。
この多くなる月は閏月(うるうづき)と言うそうです。
そして、旧暦における閏年のくる頻度は、4年に1度ではなく、約2−3年に一度とアバウトです。
たとえば、これを書いている2023年は旧暦における閏年。二月が閏月に設定されていて、二月が2回あります。
誕生日が二月の人は、今年は2回も誕生日があるわけです(笑)
2回ある二月はどうやって区別するの?という問題ですが、2回目の二月は、「润二月 rùn èr yuè」と呼ばれます。
2023年はたまたま二月が2回ですが、年によっては五月が2回(润五月)だったり、六月が2回(润六月)だったりするようです。
どの月を閏月として設定して2回カウントするのか?という問題についての天文学的・暦的な理由は、ネットでいろいろ読みましたが、よく分かりませんでした(笑)いろいろ複雑な決め方があるようです。
ちなみに、2023年以降の旧暦における閏年と閏月を調べてみたら、下記のようでした。
2023年:闰二月(2月が2回ある、以下同じ)
2025年:闰六月
2028年:闰五月
2031年:闰三月
2033年:闰七月
2036年:闰六月
2039年:闰五月
2042年:闰二月
ぱっと見たところ、八月以降に閏月が設定されている年は無いですね。いちおう存在はするようですが、稀にしかやってこないようです。
今年2023年と同じように二月が2回ある閏年は、2042年まで待たないといけないんですね。
二月が2回あるからといって、日常生活にはなんの変化もありませんが、知っていればひとつき分得したような気分になれてよいかもしれませんね(笑)
中国では、旧暦をベースにしたイベントや行事が今でもけっこうあります。
旧暦の祝日やイベントなどについては、下記の記事も参考にしてください。