こんにちは!kammyです。
今回は、豆乳についての紹介。
うむをいわさず早速本文へ!
豆乳というのは、中国ではかなりポピュラーな飲み物です。
朝食の一部として飲まれることが多く、朝食を提供している小さな飲食店では必ず置いてある飲み物。
原料は、日本でいう豆乳と同じ(はずです)。
大豆と水、それに甘くしたいのであれば砂糖を入れます。
妻(中国人)の実家にも、豆乳をつくることができるミキサーがあります。ショッピングモールの淘宝でも、同様のミキサーが数多く売られています。
大豆と水を入れて、ボタンを押すだけです。
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ミキサーした後に、大豆のカスをどのくらい濾すのか、そしてどのくらい水をいれるのかによって、豆乳の「濃さ」が変わってきます。
薄いのは、もう本当に薄い。
「これは水か?」
というくらい薄い自称「豆乳」に遭遇することもあります。
一方で、やたらと濃いものもあります。大豆のカスをあまり濾さなかったり、割合的に大豆をたくさん入れれば、どろっとした液体になるわけです。
個人的には、薄い水っぽい豆乳が好み。
路上の屋台や小さなお店で提供される豆乳は、薄めのものが多いです。
「これは水か?」
「これは豆乳かもしれない」
「これはおそらく豆乳だろう」
「これはほぼ間違いなく豆乳だ」
「これは絶対に豆乳」
小さなお店や屋台は、3つ目の「おそらく豆乳」と4つ目の「ほぼ間違いなく豆乳」の境目を狙ってきます。
目に見えない「薄めあい合戦」が屋台間で繰り広げられているのです。
理由は単純に、水分が多いほうがコストが少なくて済むからです。でも、完全に水だと思われてはさすがにまずい。
できるだけ水分を多くしながらも、お客にそれが豆乳だと信じさせるギリギリの配分が重要なのです(たぶん)。
そのため店頭で買うものは、自宅でつくるよりも薄めの豆乳が多くなっています。
もともとそうした「薄めの豆乳」で育てられた私は、そっちの方が好みになってしまったのでしょう。「育てられた」と書いちゃいましたが、単に薄い豆乳しか知らなかったという意味です。
中国ではそれなりに高いレストランであっても、飲み物のメニューに豆乳があってちょっと驚くことがあります。
そして、ある程度きちんとしたレストランで出される豆乳はしっかりとした濃さと味を持っています。
お金持ちの家に遊びにいって、そこで出されたカルピスが妙に濃かった、という冗談話に近いのかもしれません。
日本で「豆乳」といっても、レストランで頼むことはないし、自宅で作ることもほぼありません。
スーパーでは紀文などのものを買うことはできますが、味が調整された「調整豆乳」が一般的で、中国で飲まれているような純粋に大豆と水だけで作られたものは、ほとんど流通していません。
これは豆乳が悪くなりやすいことが関係していると思います。
中国でもスーパーでは純粋な豆乳は(パッケージとしては)ほとんど売られていません。
一口に豆乳といっても、いろんなレベルがあることを中国で初めて知ったような気がします。