先日、外出先でトイレに入った時のこと。
用を足して出ようとしてふと見ると、個室のドアがあいていて中が見えました。
???
言葉で説明できない違和感を覚えて写真を撮りました。
それが下に載せた写真です。
しばらくその違和感の正体は分からなかったのですが、汚ないということは置いておいて、どうやら便器の向きに違和感を覚えたことが分かりました。
これ、一体どっち向きに座るんだろうか?
和式トイレであれば、正面の壁に向かって座って用を足します。
そのため白い便器の出っ張った部分は、向かって奥にあります。
でも、違和感を覚えたトイレは、その出っ張った部分が手前にありました。
つまり、もしや中国人はドアの方を向いてしゃがんで用を足すのではないか?と思ったのです。
僕は男で、外のトイレで大きな方の用を足すことはほとんどありません。
だから今まで気にしたことはありませんでした。
しかも今では、中国も西洋式の便器がほとんどで、和式トイレのようなしゃがんでする便器は無くなってきているのです。
そう、西洋式トイレは和式と違ってドアに向かって座るのです。
あまり意識したことはないかと思いますが、これは相当に大きな違いのように思えます。
さて、先ほどの中国式トイレで、中国人はいったいどちらを向いて用を足すのか?
正面の壁に向かってしゃがむのか、それとも振り返ってドアの方を向いてしゃがむのか?
僕は、中国版LINEである微信のグループチャットで、その問題の写真とともに、親戚一同に聞きました。
このトイレはどちら向きに座るのかと。
すると、やはりドアに向かってしゃがむというではありませんか。
日本のように壁に向かっては座らないのです。
予想はしていたもののとても驚きました。
あまりに僕が驚いたので、その答えに自信がなくなったのか、ある親戚は「もしかしたら便器の向きを間違えて設置した?」とも言いだしました。
この疑問自体も個人的には超面白い発想です。
便器の向きを間違えて設置する?そういう可能性が日本ではまず間違いなくないでしょう。
ただ中国ではおそらくそういうこともあるんでしょう。
以前どこかのドアが上下逆向きに設置されているのを聞いたことがあるくらいです。
ドアが逆向きのことがあるなら、便器の向きが逆に設置されるなど日常茶飯事のような気がしてしまいます。
ただ今回の写真のトイレは逆向きに設置されたわけではなく、やはり中国の人はドアに向かってしゃがんで用を足すということみたいです。
これは中国人が西洋人に似ている一面があることを示すもののように思えます。
少なくとも日本人とは違った一面を持っているのです。
すると、妻がこんなことを言いだしました。
「ドアの下に隙間があいている場合があるでしょ?お尻をドアに向けて座った場合、もしその隙間から誰かが手を入れてきて、お尻を触られたらどうするの?」
・・・そんな可能性ありますでしょうか?うすうす気付いていましたが、やはり私の妻は天才です。
僕がその疑問に爆笑していると、妻の同級生が実際にそういう被害にあったことがあるというではありませんか。
あぁ、なんて中国は広いのでしょう。
これだから中国研究はやめられません。
トイレ談義、次回に続く。