こんにちは!kammyです。
先日、夜市(ナイトマーケット)に行ったときのこと。
サトウキビが売られていて、息子が欲しがったので買いました。
畑から刈り取った状態そのままのサトウキビです。(下写真)
寒くなってくるとサトウキビの季節で、郊外の道路脇でもよく売られています。
2メートルは超える長い棒状のサトウキビを、必要であればその場で剥いてくれます。
短いナタのようなもので一番外側の硬い皮を剥ぎ取って、30cmぐらいの長さに切ってくれるのです。
見た目的には少し水っぽい木の棒です。ヌンチャクの持ち手のような感じ。
プラスチックの入れ物にビニール袋がかぶせてあって、そこに次々と短く切ったサトウキビを入れていきます。
ビニール袋を誰かが持っていなくていいのは便利な方法だと思うのですが、そのプラスチックの入れ物がゴミ箱なのです。
だから、ぱっと見はゴミ箱に入れているように見え、切り終わるとそのビニール袋をゴミ箱からごそっと取って手渡される。
実質的に汚いとかはないんですが、なんか抵抗あるなと感じるのは私が日本人だからでしょうか。
日本人ならここにゴミ箱は使わない気がします。
口に直接入れるものをゴミ箱にかぶせたビニール袋に入れる、というのが心理的に無いかなと思います。
中国人はそういうところはとても実際的で、かたちが便利で実際上問題がなければ、つまりそのゴミ箱が適当に綺麗であれば、ゴミ箱を使うことに抵抗はないのです。
誤解を恐れずかなり極端なことを言えば、たとえばそのゴミ箱が綺麗であれば、それで夕飯用の野菜を洗うことにだって抵抗がない、そういう感じなのです。
こういう日中の違いがとても面白いなと思います。
「不潔だからゴミ箱使うのやめて」という普通の反応にならないのが、私が中国好きだと自信を持って言える一因な気がします(笑)
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さて、そのゴミ箱から取り出されたビニール袋に入ったサトウキビの棒。
どうやって食べるのか。端っこをかじって適当なサイズを口の中に入れ、その汁をチューチュー吸って、カスを吐き出す、という食べ方です。
刈り取ってから時間が経っているとけっこう固いときもあり、そういう時は奥歯でがっつりそのサトウキビの棒に噛み付きます。
その姿はなかなか迫力があります。
よく親戚一同で郊外に遊びにいき、その道すがら路上で見つけたサトウキビを買うことがあります。
10人ぐらいの大人子どもが、棒状のサトウキビにかじり付いてはぺっぺ、ぺっぺとカスを吐き、何の遠慮もなく地面に吐き出すので、サトウキビを食べた後はとても汚くなります。
木の棒のようなものにかじり付いては引きちぎり、さらには、くちゃくちゃと食べる(吸う)音はいつにも増して大きいので、何も知らない日本人が見たら相当異様な光景に映るような気がします。
実は私はサトウキビをまだうまく食べられません。
1歳半の息子さえももう食べられるというのにです!
ひまわりの種なんかと同じで、ある程度の慣れと練習が必要なようで、いま目下修行中の身。
息子たちがあまりに美味しそうに夢中になって食べているので、この冬には克服できるよう練習するつもりです(笑)
サトウキビを勧められた時に「うまく食べられないから要らない」と言うと、笑われると同時に「日本にはないのか?」と言われます。
「サトウキビの食べ方を練習する」なんて言ったらもっと笑われるかもしれません。
義烏の人にとっては、そのくらい小さい頃から当たり前にあったおやつなのです。
さて、サトウキビの支払いはスマホ決済です。
先日も下記の記事で紹介してますが、今の中国ではスマホ決済ができないところを探すほうが難しい。違法屋台でもできるくらいですから。
この部分は日本よりも中国の方が進んでいます。
アプリを立ち上げ、店舗先のQRコードを読み取り、金額を入力します。
パスワード数字6桁を入力すれば支払完了。ほんの数秒の世界です。手数料はかかりません。お釣りの手間もなければ、偽札の心配もない。
(大きめの店舗だとレジに取り付けられた機械で、こちらのスマホを読み取る方法での支払いになります)
先日、初めてスマホ決済ができなかったのは、古い街中にあった小さなお店。
おばあちゃんが一人でやっているところのようで、息子や娘さんの手助けが入っていないのでしょう。
夜市については、とても楽しいネタがまだたくさんあるので
折を見てまた紹介していきます。