上海で最大規模の日本書籍店に行ってきました:コミックと文庫のみです

上海で最大規模の日本書籍販売店に行ってきました。

ネット情報によると、文庫、文芸、コミック、雑誌、写真集など、いろいろなジャンルの日本語書籍を2万冊以上取り扱う店舗、らしいです。

いまのご時世、電子版でいろいろ読めるとはいえ、紙の本のほうが「読んだ感」があるし、スマホだといろいろその他の誘惑も多く入り込みにくい…というわけで、上海に別用で来たついでに行ってみることにしました。

場所は、地下鉄10号線・2号線の「南京東街」駅から歩いて5分くらいのところ。「南京路歩行街」という歩行者天国からも同じくらいの距離で、市街中心地といっていいんじゃないでしょうか。

「外文书店(外国語書店)」という本屋ビルの4階にあって、名前は「松坂書店」。

若い中国人で賑わう店内

ただ、書棚に並ぶほとんどはコミック・アニメ系でした。

日本人向けではなく、現地の上海人向けのお店でした。実際にその場にいたお客さんも、そのほとんどが若い中国人でした。

奥にはアニメグッズ販売店のanimateも入っていて、日本のアニメ関連グッズがぎっしり。ここも現地の若い中国人で賑わっていました。

個人的には、日本の本屋の店頭に並んでいるような最新のビジネス・文芸・新書なんかを期待していました。しかし、雑誌を除けば新しい日本語書籍は皆無。

日本語の「書籍」といえば、東野圭吾や村上春樹といった、中国語の翻訳本もあるような人気作家の文庫本が、ちょこっと一角に重ねてあるだけでした。

漫画・コミックがずらっと並ぶ書棚

日本語書籍といえるものはこの一角だけ

そのほとんどは文庫本の小説

欲しい本は無く、無念にも手ぶらで店を出ることに(涙)

ちなみに1階から3階も外国語本(英語本)を中心に販売しているのですが、一番お客さんがいたのは4階でした。

その意味で、日本のアニメ・漫画パワーにあらためて驚かされたのは、新鮮な経験だったかと。

ただ、日本語の書籍が欲しい方には、残念ながらあまりオススメできないかと思います。

以上、簡単なレポートでした!

店舗情報

外文书店(福州路总店)

住所:上海市黄浦区福州路390号

地下鉄2号線・10号線の「南京東路」4号出口から徒歩5分

外文书店(外国語書店)の外観

kammy

約20年近く中国・中国人と関わっている中国通。中国や中国人のことが好きで、その面白さを伝えるべくブログを書いています。妻は中国人。