相原茂著『必ず話せる中国語入門』という参考書を紹介します。
この参考書はこんな人におすすめです。
中国語入門者のための総合解説書です。
発音から始まり、基礎、基本フレーズ、場面別フレーズと入門者に必要な内容が揃っています。
もともとは2004年に初版が発行されたものを、改訂増補版として2011年に出され、さらに2016年に改訂されたものです。
それだけ好評でロングセラーということですね。
Amazonでは改訂増補版になる前のものも売っているので注意してください。このページにあるリンクは2018年11月現在一番新しいものです。
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著者が相原茂先生ということで、まず安心できます(笑)
知らない人のために書いておくと、中国語教育の第一人者といってもいいような方で、NHKでも中国語講座を担当していたこともある大御所(?)です。
著書も単著だけで30冊以上出しており、参考書のみならず中国や中国語に関するエッセイなども書かれています。
それだけ知識も多く、もちろん中国語に関する理解も深いのはこの入門書の本書にもときおり顔を出しています。
オールフルカラーです!
最初から最後までもれなく・惜しまず・遠慮なくフルカラー。ごまかして2色刷りのページが挟まれていたりはしません。
しかも紙質がいい!厚手のすごくいい紙つかってます。
私は紙については全然くわしくありませんが、それでもよい紙だということは分かる。
ページ数200ページ余りで、フルカラー、紙質サイコー、CD付き。
それで1,500円(税別)というのは・・・恐るべし主婦の友社!
途中、みょうにリアルな中国の写真が付いていたりします。個人的によかったのは相原先生の少し若いころの写真がなぜか載っていたこと。
しかも1ページまるまる使っていて・・・それだけで楽しい本です(笑)
入門書として必要なところはすべて揃っているので、特筆すべきマイナス点はありません。
カタカナ読みもほとんどの例文にはついています。
しかも、ngとnの違いを「ン」と「ん」で区別するという徹底ぶりです。
これをやっている参考書はあまりありません(超面倒くさいはずです)。
ってなんだか良いところを書いちゃいました。つまりあまり悪いところは見当たりません。
あえて言えばこれ1冊でタイトルのように「必ず話せる」ようになるかというと、そこまでではないと思います。
ただこれは本のせいではなく、一般的にそうだという意味です。
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まとめると、この本はこんな人に向いています。
いちおう1冊目のおすすめとして紹介しましたが、2冊目の参考書としてでも十分な広く深い内容になっていると思います。
それでは今回はこの辺で。
再见~!