『中国語会話301』という中国語の参考書を紹介します。
この参考書はこんな人におすすめです。
本書は上下巻に分かれています。
両方に含まれている会話基本フレーズが合計301個あるため、タイトルが『中国語会話301』となっています。
全部で40課からなり、上巻で20課、下巻で20課となっています。
各課の冒頭でいくつかのキーフレーズが紹介され(このキーフレーズが合計301個)、それらを使った日常会話が展開されます。
日常会話は自己紹介、買い物、旅行などのよくあるシチュエーションです。
各課は独立していて全体を通してのストーリーにはなっていないものの、登場人物はある程度固定されています。
日本だけではなく、世界中で中国語を教えるテキストとして使われているようで、メインの登場人物は大卫Davidと玛丽Marryです。
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私自身、中国語を独学で勉強していたときには、似たような参考書を使っていました(中国で中国語を学ぶ人用に作られたものでAmazonなどでは売られていません)
ひとまとまりの日常会話をベースにして、そこで使われている文法や単語を勉強していくスタンスの参考書という意味です。
このスタンスは飽きずに取り組みやすいのでとてもおすすめです。
(『ときめきの上海』、『北京ドリーム』はそういうかたちで超おすすめです)
基礎的な文法や単語は「知って」いても「身について」いない段階では、こうした会話ベースのものが飽きずに取り組めるものです。
メインとなるシーン別の会話の部分には日本語訳がありません(キーフレーズ部分にはありますが)。
日本人向け専用につくられているテキストではないので、ピンインはふってありますが、カタカナ語読みはありません。
文法の解説もオリジナルの中国語で書いてあって、それに日本語訳が付け足されているだけになります。
文法や単語の説明も初心者にとっては丁寧とはいえないため、初学者の1冊目としてはかなりつらいと思います。
文法や単語を一通り学んだ人が、もういちどこれで固めるというのであればオススメです。
そして、そういう人は下巻だけ取り組んでみてもよいかもしれません。
上巻は基本的な挨拶などが多く、すでに学習した人にとっては単調になってしまう可能性が高いです。
ストーリーはつながっていないので下巻から取り組んでも支障はありません。
また、家庭教師など中国語を直接教えてくれる人がいればとてもよいと思います(Amazonレビューを見ると実際そうした用途が多いようです)。
なお、CDは上下巻各3枚ずつですが、2枚目3枚目は別途購入の必要があるというのもネックです。
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それでは今回はこの辺で。
再见~!