中国のレストランでメニューを選ぶ方法は、お店によってまちまちです。
日本であれば、テーブルに置いてあるメニューを見て、そのテーブルで頼むのが一般的だと思います。
中国ではそうではないところも数多くあって、バリエーションが多い印象があります。
都市部では、スマホだけでの注文もかなり増えてきています。
今回は、中国のレストランでの注文方法について紹介!
「食材や料理が並べられた注文専用の場所にわざわざ出向いてそこで注文する」
というお店は今でもけっこうあります。
お店の一角に、食材が入った大きな冷蔵庫やすでに作られた見本の料理や写真が置かれたコーナーがあります。
そこに行って、メモを片手に近寄ってくる店員に注文をする、という流れです。
見本の料理が置かれている場合には、それを注文すればよいのですが、食材だけが並べられているお店もあります。
野菜やお肉、魚などが調理前の状態で陳列されているのです。
特にローカルの小さめのお店はそうした食材の状態で並べられているところも多く、その調理方法は店員と相談しながら決めます。
客「きのこはありますか?」
店員「ありますよ。そこに2種類、しいたけとえのき。どっちも新鮮ですよ」
客「じゃあそれを炒めて。辛くしないで」
こんなやりとりがありながら、1つ1つ決めていくのです。
おそらくこうした食材ありきの注文方法が、もともとは一般的だったのでしょう。
それをベースにして、現在では見本の料理や写真をおくようなかたちに「進化」していったのだろうと思います。
大きめのレストランにいくと当然メニューの種類も多く、料理に関心が薄い私のような人でも、眺めているだけで楽しい場所になっています。
水槽で魚が泳いでいたり、見本が置かれた目の前でその料理を作っていたりすることもあって、注文自体も「食事の楽しみ」の一部としてエンジョイできます。
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最近、都市部で急速に増えている注文方法です。
各テーブルにはQRコードが貼ってあって、それをスマホで読み込むと注文メニューが出てきます。
スマホの画面から注文をして、支払いもそのスマホ画面から済ませることができるタイプです。
QRコードにはテーブル番号情報も含まれているので、スタッフは料理が出来上がったらをそれを適切なテーブルに運ぶだけ。
人間の店員は、料理を運んで片付けるのが基本的な仕事です。
この方式の導入のメリットは、スタッフの負担軽減、売り上げデータの可視化などにあるそうです。
店舗側にも客側にも双方にメリットのある方法なので、今後増えていくのは確実だろうと思います。
なお、興味のある方は、
『中国で急速に浸透する飲食店の「スマホ注文」』(外部リンク)
という記事に詳しいのでぜひ読んでみてください。
どうでしたでしょうか?
中国のレストランのほうがバリエーションが多い感じがしませんか?
新しいものと伝統的なものの両方が混在しているのが中国のレストランな気がします。
注文方法についてはお店に入ってからではないと基本的には分かりません。
だから、注文方法を基準にお店を選ぶことはできませんが、お店に入ってびっくりしないためにも知っておいて損はないと思います。
今回はここまで!