中国の小学生は赤いスカーフをつける

小学生は、この赤いスカーフのようなものを付けています。

中国語で「紅領巾」と言われるこのスカーフは、小学生の印のようなもの。

男子・女子かかわらず、全員が赤いスカーフを巻いています。夏も冬も関係ありません。

地域によってはもう付けていないところもあるとのことですが(ネット情報)、浙江省義烏ではほぼすべての小学生が付けています。

もともとは、「少先隊」と言われる小学校のなかの共産党組織に所属している生徒が、その印として付けていたようです。

それが今では全員が付けるようになり、小学生の印のようになっています。

クラスのなかの優秀な生徒数名が選ばれることが多かった「少先隊」。

赤いスカーフ=少先隊=優秀な生徒、という連想で、赤いスカーフには優秀な学校の生徒というイメージがあったりもします。

ただ現在は、どういう経緯かは分かりませんが、ほぼすべての小学生が付けています。

なお、写真は小学校2年生の義理の姪っ子。

赤いスカーフをなぜ付けているのか単純に気になったので写真に撮ってみました。

ひるがえって日本の小学生にもいくつか不思議な“印”があります。

なぜ皆おなじようなカバン(ランドセル)を背負っているのか?

なぜ男子は冬でも半ズボンなのか?(今はそうではないようですが)

当たり前すぎることって意外と説明できないもので、上記2つの疑問に、日本人の私はきちんと答えられません(笑)

同じように赤いスカーフの理由も、ほとんどの中国人にとって当たり前すぎて疑問に思わないもののひとつかもしれません。

kammy

約20年近く中国・中国人と関わっている中国通。中国や中国人のことが好きで、その面白さを伝えるべくブログを書いています。妻は中国人。