こんにちは!kammyです。
今朝、通りすがりの幼稚園で見かけた光景。
軽快なポップ音楽に合わせて踊るたくさんの幼稚園児がいました。
エレキなサウンドの効いたアップテンポな曲がかなり大きめのボリュームで流され、通りすがり人の注目を誘うようなかたちで踊っていました。
毎日やっているのかは分かりませんが、先頭で踊る先生らしき大人たちはだいぶ慣れている様子だったので、よく踊っているのだろうと思われます。
日本でも音楽に合わせて踊る幼稚園はあると思いますが、曲調とその爆音具合が私の中国センサー(中国らしいものを見かけると反応して私を興奮させるセンサー)を刺激し、ぷんぷんと中国臭を漂わせていたのでつい立ち止まって見とれてしまいました。
妻いわく「わざと皆に見られるように、広告的な意味も含めて踊ってるんじゃないか」とのことですが、もしかしたらそういう狙いもあるのかもしれません。
妻の小さい頃も、朝の体操はあったそうです。
似たような感じで朝、皆で音楽に合わせて踊っていたとのこと。
「早操 zǎo cāo」と呼ばれる一般的な習慣です。
小さい頃から踊る習慣は、別記事で紹介している「広場舞」にもつながっているような気がします。
中国人は、広い場所で大勢で踊るということに自然に馴染んでいる風土があるようです。
幼稚園生の踊りの様子はこちらをご覧ください、YouTubeにアップしてみました。
スポンサーリンク
幼稚園関係の話として、中国の幼稚園生は比較的忙しいように思われます。
息子が通っている幼稚園では、小学校と同じような感じで時間ごとに授業のようなものがあり、いろんなものを習っています。
日本の保育園に数年通っていた現在5歳の息子いわく「中国の幼稚園はずっと授業ばかりで忙しい、遊ぶ時間がほとんどない」とたまに愚痴をいっています(笑)
クラスの前には授業カリキュラムが貼られていて、確かに自由時間と書かれているのは、午後のお迎えの直前のみ。
あとは英語、算数、音楽など習い事のような内容ばかりです。これは確かに忙しい。
日本の保育園のときは、午前中だいたい屋外で遊び、昼食後にお昼寝、起きたら再び屋外もしくは屋内遊び、という感じの流れでした。
週に1回ぐらい専門の講師が教える体操クラスがあったりはしましたが、基本はほとんど遊ぶ時間だったように思います。
それと比較すると、確かに息子がいうように中国の幼稚園は極端に忙しい。
もしかしたら、日本でも一部の私立幼稚園では同じように忙しいのかもしれません。
また、息子が通っている中国の幼稚園は、国際色が豊かな私立の幼稚園で、やや特殊ということもあります。
英語をこれだけやっているのは(午前中はほぼ英語)かなり特殊です。
親戚の子が通う中国の公立の幼稚園では、英語のクラスはありません。
ただそうしたことを差し引いても、中国の幼稚園生のほうが忙しい。
英語のクラスはなくても、宿題は普通にあります。ない幼稚園のほうが珍しいと思います。
スポンサーリンク
これは中国は教育熱がとても高いという環境があるからです。
小学生になると学校からは宿題が毎日山のように出され、放課後は各種の習い事。
詳しい事情は別記事でも書いていますが、とにかく大人よりも忙しいらしいのです。
その影響で、早い時期からできることはやらせておこう、ということで幼稚園で簡単な算数や英語を習わせたりするようです。
息子の幼稚園でも、夕方5時や6時からさらに各種習い事をやっている子がほとんどです。
中国は、経済発展の段階からいえば日本と20−30年くらい差があると言われたりします(諸説ありますが)。
では日本の教育環境が20−30年前に、今の中国と同じだったかというと、そこまでではなかったのでは、というざっくりとした印象があります。