こんにちは!kammyです。
とても些細なことですが、中国人と日本人では映画に対する態度が違うような気がします。
比べてみて初めて知ったのですが、日本人は映画を見る態度も真面目です(笑)
先日も、映画館で映画を見たのですが、エンドクレジットが始まるとすぐに明かりがつくのです。
もちろん、明るくなるので皆立ち上がって出ていきます。
クレジットが最後まで流れ切るころには誰も残っておらず、すでに掃除やゴミ拾いが始まっているのです。
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日本でも、エンドクレジットが始まると出て行く人もいます。
私もあまり面白くなかった映画なんかだと最後のほうは白けてしまって、クレジットが始まると席を立ったりします。
でも、クレジットの途中で劇場が明るくなることは絶対ありません。
クレジットがすべて流れ切って初めて照明が明るくされます。
でも、中国ではエンドクレジットが始まった途端に、ぱっと照明が付く。
個人的にはそれが良い映画であれば、エンドクレジットと音楽が流れている間に、余韻にひたったり、良い場面を思い返したりしたい方です。
でも、中国の映画館ではそれは許されません(笑)
クレジットが始まったら、すぐに現実に戻らなければならないのです。
他の都市の映画館に行ったことがないので、中国全土のことだとは確定はできません。
これは浙江省義烏の映画館だけの特徴なのでしょうか?
私の勝手な憶測ではありますが、上海なんかだとエンドクレジットが終わるまで少し暗めなのかなと想像したりします。
ただ、他の地方都市に関しては、クレジットが始まった途端にみな立ち上がって出て行くのが普通だろうと推測します。
妻(中国人)に、この日中の違いを話すと、「なんで最後の文字なんか見るの?どうせ小さくて読めないし、読めても意味ないじゃん」と身も蓋もなく言い返されました。
「いやぁ、余韻に浸りたいじゃん」と言い返したかったのですが、「余韻」を中国語でなんといったらいいのか分からず、かといって「余韻」という日本語を妻が知っているとも思えなかったので、何も言い返せませんでした・・・。
春節期間中、親戚宅を訪問することを「拜年」といいます。
新年のあいさつなわけですが、メインのご飯を食べ終わるとけっこう暇です。
麻雀かトランプができればそれで盛り上がりますが、それができなければテレビということになります。
テレビではよく映画を流したりするのですが、誰もがあまり真面目には見ません。
春節というTPOも関係しているとは思います。
ただ、それを割り引いても、誰もがちゃんと見ようという意識で映画をとらえていないようなのです。
おしゃべりしながら、見たり見なかったりする人もいます。
一番多く見かけるのは、途中で見始めた人が、すでに見ている人に「これは誰?」とか「今のはどういうこと?」と解説を求める場面です。
私はけっこう真面目に映画を見る方です。
見ると決めたら始めから最後までしっかり静かに見たいし、ストーリーはちゃんと追いたいし、セリフは一つ逃さず知っておきたい。
だから映画を見るときは少し“気合い”が必要だし、途中で誰かと話したりするなんてことはできるだけ避けたい。
私と同じように映画を見ている日本人は多いのではないでしょうか。
でも、中国人には私のようなタイプはどうも少ないようです。
少なくとも妻は、私と違います。
映画はあくまで娯楽であり暇つぶし。肩肘張って見るものではなく、「適当に」見るのが楽しみ方だと思っています。
だから、妻からみれば、私は真面目すぎる(笑)
なんでただの娯楽である映画を楽しむのに、静かにして真面目に見る必要があるのか。映画は勉強ではない。
それなのになぜ背筋を伸ばして見なくてはいけないのか、理解に苦しむようです。
確かに映画は娯楽であるし、楽しむものでもあります。
ただ、その楽しみ方には、日中で違いがある。
日本人は「真面目に」楽しみ、中国人は「適当に」楽しむ。
映画だけに限らず、ほかのものでも同じような「真面目」と「適当」の違いはありそうな気がします。