こんにちは!kammyです。
タイトル通り、中国人は前しか見ません。
車の運転にそれが顕著にあらわれているような気がします。
まず、バックミラーをほとんど使わないのです。
少なくとも僕の知り合いでまともに使っている人は見たことがありません。
だから、どの車に乗ってもバックミラーはだいたい変な方向に向いています。
後ろの座席に座って、何気なく運転席のほうを見ると、え?っと驚くような角度でバックミラー内の自分と目が合ったりします(笑)
中国でもドライブレコーダーが増えてきていて、その画面をバックミラーに付けている人もいます。
つまり、後ろはまったく見ない想定なのです。
バックミラーって一体何に使うんだろう?と思っている人もいるんじゃないかと思えるほどです。
もしや、バックミラーって必要ないのかもしれない。
そういえば、自動車学校でどうやって習ったっけ?バックミラーの項目ってあった?
そう思い、勇敢で好奇心旺盛な私は、日本にいるときにバックミラーを変な方向に向けて後ろが見えないようにして数ヶ月運転してみました。
結果、何の問題もありませんでした(笑)
真面目な方には怒られるかもしれませんが、バックミラーって使わなくてもまったく問題なく運転できるのです。
もちろんすごくすごく後ろが気になります。最初のうちは、後ろが気になって気になって仕方がない!
でも慣れればそれほど気にならなくなるし、安全運転にも支障はありません。
その証拠にトラックやバスはバックミラーが無くても運転できています。
今まで自分がいかに無駄に(?)後ろを気にしていたのかが分かりました。
そして、私と同じように、ほとんどの日本人はバックミラーを頻繁に使っています。
私はよく成田空港で駐車場を利用するのですが、その時、空港まで車を届けてくれるサービスを使っています。
そして、いつも預けるときに、意図的にバックミラーを少し変な方向に向けておく、という実験をしました。
ええ、いたずらっこです。
私が到着すると、駐車場の人が成田空港の到着ゲート近くまで車を運転してきてくれるのですが、その際、100%の確率でバックミラーは後ろが正しく見える位置に直されているのです。
何回やってもそうだったので、日本人はやっぱりバックミラーをちゃんと使っているんだと確信しました(笑)
それから、たとえばこんなシチュエーション。
片道一車線の道路で、後ろから走ってきた車が速くて、前を走る車に追いついて車間が詰まったとします。
すると、おおよその場合は、前を走る車が脇によけるなり止まるなりして、後ろの車に先に行かせることが多いと思います。
中国にいて気付いたのですが、これってすごいことです。
日本人は後ろも見えるんだ、と。
この現象を中国の人が見たら、前の車はなんらかの事情があって止まったりよけたりしたと思うはずです。
後ろの車に先に行くよう道を譲ったとは思わないはずです。
同じ状況、つまり、後ろの車が速くて前の車に追いついた場合、中国であれば、後ろの車がクラクションを鳴らして脇を抜けていきます。
前の車が自ら気付いて道を譲るということはまずなく、ほとんどは後ろの車がクラクションを鳴らします。
だから、後ろの車に「道を譲る」という日本人の感覚は信じがたいはずです。日本人は後ろも見えるのか、と。
運転中に何回バックミラーを見たか、という統計が取れればすごく面白い結果になるんじゃないかと思います。
日本人はこんなにも見ていて、中国人はこんなにも見ていないという決定的証拠!
予想としては、日本人が100回見ていたら、中国人は1回くらいじゃないかと思います。
言い過ぎですかね?でも確かめようがなさそうなので大胆に言っちゃいます(笑)
そのくらい、中国人は前しか見ないし、日本人は後ろばっかり見ている。
そして、前しか見ない中国人に、私はこっそり憧れていたりします。
私も前しか見ないようになれないかなぁと。
私は小心者で臆病者なので、後ろや横が気になって仕方がないときがあります。
車の運転だけではなく、日常の生活でという意味です。
今回は車の運転でその例を見ましたが、運転だけではなく、日常生活や物事への対応という意味でも、中国の人には同じような傾向があるんじゃないかと思っています。
そのあたりはまだ研究中なので、また別の機会に〜