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青磁と剣で有名な龍泉市に行ってきました!青磁博物館も訪問

こんにちは、kammyです!

浙江省の南部にある都市、龍泉市に行ってきたのでそのレポを簡単に書いてみます。

地理的な位置はこんなところ↓

街を訪れた第一印象としては、山に囲まれた盆地といった感じでした。私は北の方向から高速道路で行ったのですが、山間部を通り抜けた後に市街地に入ったからです。

ただこれは中心部の話。面積を調べてみたら約3,059㎢もあるらしく、ざっくり言えば鳥取県よりもちょっと小さいくらいのサイズ(鳥取県は約3,507㎢)。そこに約30万人弱の人口がいます。これは鳥取県の半分くらい。

だから人口密度としてはかなり閑散とした田舎と言ってもよいでしょう。

2日間滞在しただけですが、実際、だいぶ田舎の地方都市の印象はありました。たとえば走っている車は国産車や安い外国産の車が多かったり、歩いている人たちの雰囲気もどこか垢抜けないものだったり。

違いという意味で驚いたのは、どこのお店でも健康コードのチェックがなかったこと。

ふだん私がいる浙江省義烏市では、どんなに小さなお店でも健康コードの提示とQRコードの読み込みを求められます(2022年10月現在)。コロナ対策の一環として、お店の規模に関係なくいちいち健康コードのチェックが必要なのです。これをやらないとお店を一時的に閉鎖させられたりするため、お店も割としっかりチェックします。

そのコロナ対策が、同じ浙江省ではあるのですが、この龍泉市ではまったくありませんでした。博物館では提示を求められたものの、そこまで厳しい雰囲気ではなく、最新のPCR検査結果が48時間を過ぎていても通れた感じがしました(義烏市では48時間以内にPCR検査を受けていなければ、ふつうどんなお店にも入店できません)

剣と青磁で有名な街・龍泉

剣と青磁の都と書かれた看板

さておき、この町は、剣と青磁で有名です。

剣については、中国古代十大名剣のひとつである「龙泉宝剑」で知られていて、街中には剣や刀を販売しているお店がけっこうあったり、博物館もあります。ただ今回、博物館には行く時間がありませんでした。

剣と並んで青磁も全国的に有名。青磁とは青緑色の磁器で、これも市内に博物館があるほどで、ホテルで使われているコップやお皿はみんなこの青磁だったりもしました。

ホテルの部屋に備え付けのマグと茶葉入れ。どちらも青磁。マグは口当たりもよくそのまま持って帰りたかったです…

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青磁博物館(龙泉青瓷博物馆)

透明感のあるエメラルド色が印象的なこの青磁については、「青磁博物館(龙泉青瓷博物馆)」に行ってきました。

ところで、なんでこの街は「龍泉」という地名なのか?着いた当初から気になっていましたが、その理由はこの青磁にあるのかもしれません。

というのも、青磁を作るときには緩い傾斜を利用した長い窯を使います。この窯は、その形状が龍に似ていることから「龙窑(lóngyáo)」と呼ばれていると博物館に説明がありました。

で、青磁づくりに適した土資源が豊富なこの街では紀元前からすでに青磁づくりが盛んだったそう。この龍の姿に似た窯もあちこちに見られたのでしょう。それが龍泉の名前の由来になったのではないかと想像します。

歴史的には紀元後300年頃から街の名前の記録があるようで、そこですでに龍の字が使われています(当時は龙渊)。

龙窑(lóngyáo)と呼ばれる窯の模型。これが龍泉市という名前の由来なんじゃないかと勝手に想像

最初は中心部を流れる川の流れが龍に似ているからかとも思ったのですが、よく考えれば川の形なんてどれも龍に似ているといえば似ています。

川の話が出たついでにちょっと驚いたことは、街の中心部を流れるその川の名前が「龙泉溪」で「溪」の字が使われていること。

この「溪」は日本語と同じで、小さな川や渓流を意味します。ただ、私の目の前を流れていた川は、決して渓流といえるような小さなものではなく、むしろ大河とでもいえるような幅広いもの。

この川が名付けられた昔は小さな流れだったのか、それとも中国的、大陸的なスケール感では、このくらいの川はむしろ渓流としか呼べないのか。

真相は分かりませんが、透明感のあるエメラルド色の青磁、龍の泉なる神秘的な名前、十代名剣の一つを生み出した街…となんだかロマンのある街じゃないでしょうか。

街の中心部を流れる龍泉渓(龙泉溪)。「渓」とは思えない雄大な流れ

ちなみに、この龍泉はシイタケでも有名で「シイタケ博物館」なるものもありました。「青磁博物館」の隣にあったので、なにかぶっ飛んだ展示があるかと期待して入ってのぞいてみたのですが、紹介したいような興味深い展示はありませんでした…。

シイタケ博物館(香菇博物馆)。特に興味深い展示はなく…

龍泉市の市街地の地図(観光マップ)

夜の龍泉渓(龙泉溪)。両サイドは遊歩道になっていて散歩をしている地元の人がたくさんいました。お茶屋さんがたくさん並んだ「上茶街」という通りで、散歩に最適な遊歩道でした

kammy

約20年近く中国・中国人と関わっている中国通。中国や中国人のことが好きで、その面白さを伝えるべくブログを書いています。妻は中国人。