こんにちは!kammyです。
先日、高速鉄道のなかでお菓子を買ったときのこと。
ポテトチップスのようなのですが、あけて食べてみると、「じゃがポックル」そっくりでした。
「じゃがポックル」とは、もともと北海道限定で販売されていたカルビーのお菓子で、スティック状のポテトチップスです。
日本人にも人気なのですが、中国人にもかなりの人気があります。
そのせいか半年くらい前から、もともとは北海道限定なのに成田空港の免税店でも売られ始めました。
販売開始当初はすぐに売り切れになってしまうほどの人気商品でした。
そのじゃがポックルにとても似ていたのです。
というか、味もかたちもそっくりそのままで、言われなければ分からないほど。
パッケージがまったく違うので模倣品とまでは言えませんが、おそらくじゃがポックルを真似したのだろうと思います。
技術的なことは全然わかりませんが、この模倣技術はすごいものがあるような気がします。
これに留まらず、「真似」という意味では中国人はとても上手に真似することが多い気がします。
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そうかと思えば、びっくりするほど粗雑な「真似」もあります。
昨日見かけたのは、子どもが遊ぶゲーム機。
ゲームセンターにあるようなゲーム機のことで、あるスーパーの入り口にあったものです。
息子がやりたいというので1元をいれて始めました。
備え付けられている銃のようなもので画面に出てくる敵を撃つゲームです。
画面のなかで撃たれているのは日本人っぽい兵士たち。
ちょび髭を生やしてむすっとした顔をしているので、日本兵を模したものだと分かるのです。
一歩ひいてゲーム機全体を見てみると、画面の下には「BATMAN」と表記されています。
さらに、画面の上のほうには「トランスフォーマー」のロボットの写真が使われています。
ゲーム機全体のかたちはトランスフォーマーをベースにしているようです。
日本兵、BATMAN、トランスフォーマー・・・なんという組み合わせでしょう!(笑)
真似するのであれば、徹底的に真似をできる技術や要領はあるんじゃないかと思います。
最近ではネットで分かる情報量もかなりのものです。
でも、このゲーム機はそこにはこだわらず、なんとなく売れそうな、人目を引きそうな要素を組み合わせただけの感じ。
こういう「適当さ」って日本人にはないような気がします。
普通の日本人であれば、そもそもこうした真似はー少なくとも現在ではーしません。
ただ、もし真似をするのであれば、最初の例のポテトチップスのように、徹底的に真似てパッケージを変えることで衝突が起こらないようにする、という感じに落ち着いたりするのでしょうか。
いずれにせよ、上のような奇妙な組み合わせを使った“安易な真似”は起こりえないような気がします。
悪くいえば、あまりにも単発的で短期的な利益のみを目的とした真似と言えばいいでしょうか。
良くいえば、器用に時流をつかんで、臨機応変に立ち回るといった感じでしょうか。
「真似」については、当然のことながら「悪く」言われることが多いし、所有権をもっている企業にとっては「被害」になります。
ただ、“守破離”ではないですが、何事も他人の「真似」から入るように、真似をしないと始まらないものもある。
また、真似し合うことが発展を促すこともあります。要は程度の問題なのかもしれません。
まぁ個人的にはこのゲーム機のセンスは微妙だと思いますが・・・笑
徹底的な真似から、適当な真似まで、「真似」ひとつとっても中国というのはこれほどバラエティに富んでいる。そのことに今更ながら驚かされるのでした。