こんにちは!kammyです。
お葬式に使われる花輪にみる日本と中国の違いについて紹介します。
中国のお葬式で興味深かったことのひとつに、「花輪」があります。
日本でお葬式に使われる花輪といえば、白黒のものが普通。
でも、中国のお葬式の花輪はとてもカラフルです。
まるで新規店オープン祝いに使われるような「祝開店」などと書かれたあの色とりどりの花輪がお葬式で使われます。
だから、妻(中国人)が日本に来て初めて新規店オープンの花輪を見た時には、お葬式だと素直に思ったそうです。
色使いや大きさが、本当に新規店オープン祝いやパチンコ屋の店頭にある花輪とそっくりなのです。
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さらに今回興味深かったのは、そのカラフルの部分に使われている素材が、お菓子などのパッケージの裏紙だったことです。
使用済みのゴミとかではなく、印刷工程で余ったものなのだろうと思うのですが、花輪の裏側をみると、お菓子のパッケージが規則正しく並んでいるのです。
すべての花輪がそういうわけではないのかもしれません。
ただ、隣のお葬式に使われている花輪もそうだったので、今回が特殊というわけでもなさそうです。
日本だったら絶対にあり得ないなと思ってしまいました。
花輪をお菓子のパッケージの裏紙でつくるというのは、建設現場で余った材木で卒塔婆を作る、というような感じでしょうか。
あり得ないですね(笑)
表面からの見た目はカラフルな花輪なので、実質的に何か問題があるわけではないのですが、日本人であれば心理的に抵抗が生じるところ。
でも、中国の人は細かいところを気にしないからなのか、花輪の見た目という実質的なところを重視して、素材の由来は気にしないという実質重視主義だからなのか。
その背景は断定しづらいところですが、やっぱりこういう小さい部分に、中国らしさが垣間見えて楽しいです。
カラフルな花輪で故人を送る、という目的にはかなっているわけですから、実質的に何ら支障は生じないんです。
廃材的なものを使用しているからむしろエコ。
でも、ここに日本人はエコは求めない。この違いっていったい何に由来するんでしょう?
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