こんにちは!kammyです。
水回りに対する清潔感というのは、日本と中国で大きな違いあります。
特にトイレとシャワーの関係は、あまりに違いすぎて少しショッキングですらあります。
まず、通常の家では、トイレとシャワーが同じ室内にあることが多く、トイレだけ個室ということはまずありません。
トイレだけ個室、しかもそこに専用のスリッパがあるなど、世界を見ても日本ぐらいではないでしょうか。
だから外国人から見たら、どれだけ小さな家でもトイレが分かれているのを見ると驚くはずです。
日本でもビジネスホテルやワンルームマンションなどは同じ室内にトイレとシャワーがあることも多い。
ただ、シャワーカーテンや何かしらの仕切りがあって、日本人的な清潔感を感じられるようになっています。
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さて、中国のトイレとシャワー。
シャワーを浴びると、水がかかる位置にトイレがあることが多いのです。
カーテンのような仕切りはなく、距離的にも近い蜜月の関係。
仕切りがもっとも少ないタイプが以前紹介した「トイレinシャワー」。
トイレの真向かいにシャワーがあって、シャワーを浴びた水がそのままトイレ(便器)に流れるようになっているタイプです。
紹介したときには、稀なタイプかと思っていました。
ただその後、いろいろな家でトイレを注意して観察してきました。
その結果、どうも稀ではなく、けっこう多いタイプなのではないかということが見えてきました。
同記事で紹介した究極のタイプ、「トイレに蓋をかぶせて、その上でシャワー」。
驚愕のこのタイプはまだ見たことがありません。
ほとんど存在しない希少価値の高いタイプだと思われます。
トイレ研究家の端くれとしてぜひ見てみたい!(笑)
しかし、シャワーの水がそのままトイレに流れて行くタイプは、どうもそれほど珍しいわけでもなさそうです。
シャワーで流した水が、そのままトイレの便器に流れて行く。
日本人的には、この光景があまり想像つかないと思います。
しかも場所によっては、その同じ床上に、洗面台があります。
つまり、シャワーを浴びると、トイレ周りも洗面台周りもすべてびしゃびしゃになるということです。
・・・書いてても抵抗を感じるくらいです(笑)
このタイプは、そのシャワーノズルを見ても、体を綺麗にするシャワーとは一瞬思えないはずです。
日本人的感覚だと、ただトイレ周りを掃除するために付けられたものだと思うでしょう。
でも、たしかに体を綺麗にするためのシャワーなのです。
ただ実際は、意外と清潔かもしれません。
シャワーを浴びるたびに、流れる水でトイレは綺麗になります。
ついでに少し力を入れて掃除をすることもできる。
実際使ってみて、抵抗はあるけれども、思ったほどでもありませんでした。慣れの問題かもしれません。
旅先の重慶で泊まったところが、まさにトイレとシャワー、さらには洗面台までもが同じ床上にあったのでした。
それほど古くもなく、中心地に近い好立地の30階立てのタワーマンションです。
(予約は、鉄道や飛行機予約でよく使う「携程」でしましたが、いま流行りのAirbnb(民泊)に近いかたちで、普通の住民が住んでいるマンションでした)
最近は洋式のトイレを据え付けるところが多いのだろうと思いますが、それでもまだシャワーの水がそのままトイレに流れるタイプも少なくないのです。
私が実際に泊まったマンションもそうですが、スペースの問題で、トイレとシャワーが近いわけではありません。
なんらかの背景があって、ただそういう感覚・習慣ートイレとシャワーは近くてよいという感覚ーが形成されてきただけのようです。
逆に、なぜ日本人は水回りの基準が厳しいのでしょうか?
この清潔感は何に由来するのでしょうか?これだけでも一冊の本になりそうです。
このトイレとシャワーの関係、中国でも地域によって差があると思います。流行り的なものもあるでしょう。
また、駐在員向け(外国人向け)のマンションは事情が違ってくるような気がするし、上海などの都市では西洋的なつくりが多いように想像します。
果たしてトイレとシャワーの関係に、地域差はあるのかどうか。なかなか調べるのは大変そうですが、機会を見つけてトイレ研究に励みたいと思います(笑)